「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・
「れんこんチヂミ」です!

画像: 10月4日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

10月の薬膳のおはなしと食材について

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉のとおり、
ようやく体感的にも秋の涼しさを感じられるようになったのではないでしょうか。

中医学では秋分の時期を境に、
自然界はこれまでの「陽」の気から「陰」の気に転じると言われています。

秋は1年のうちでもっとも養生がしやすい時期でもあります。
夏の暑さから解放され、気温が下がる分眠りやすくもなり、食べものの実りも豊かで、
胃腸のはたらきも活発になり、まさに「食欲の秋」と言われるのもその所以です。
夏に消耗した体をしっかりと回復させて、来る冬の寒さに備えましょう。

そして秋といえば気になるのは「乾燥」です。
空気が乾き、鼻や口、のど、肺にダメージを受けやすい季節です。
そんな秋には「肺」を潤すはたらきのある白い食材を積極的にとり入れましょう。

具体的には、大根、白菜、れんこん、豆腐、ゆり根、
里芋、にんにく、白ねぎ、白ごまなど。果物の梨やいちじくなど、
甘みが欲しい時にははちみつがおすすめです。
また、「肺」とお肌は密接な関係で、どちらも乾燥を嫌います。
美肌を保ちたいというときにも、これらの食材をとり入れると良いでしょう。

今月のレシピは、秋から冬に旬をむかえる「れんこん」を使った「れんこんチヂミ」です。
れんこんは、のどの粘膜を潤して乾燥から体を守り、
胃腸のはたらきを良くして消化や吸収を促します。

そしてできれば皮はきれいに洗ってむかずにそのまま使ってくださいね。
より効果が高まります。
今回のレシピでは、れんこんのシャキシャキとした食感と、
すりおろして加熱したもっちりとした食感の2通りの食べ方を楽しめるように
提案してくださっています。

れんこんに含まれるデンプンを利用して、それをつなぎに使います。
そして材料に含まれるニラは、お腹を温めて疲労回復にも良く、
血のめぐりも良くするので食欲がないときにもおすすめです。

キムチはお好みにしてありますが、
その材料である白菜には胃腸の調子を整えるはたらきがあり、
キムチの乳酸菌には整腸作用もあるので、
良ければ合わせてとり入れてみてくださいね。

「れんこんチヂミ」の作り方♪

【材料; 2人分】
れんこん…200g
ニラ…1/3束
キムチ(お好みで)…30g
片栗粉…大さじ3
ごま油…大さじ1

画像: 「れんこんチヂミ」の作り方♪

【作り方】
① れんこんはきれいに洗って1/4を薄切りにし、残りはすりおろす。
ニラは3cm長さに切り、キムチは細かく刻む。
② ボウルに①の材料と片栗粉を加え、さっくりと混ぜ合わせる。
③ フライパンにごま油をひいて中火で熱し、②の生地を直径20㎝程度に広げ、
薄切りにしたれんこんを上にのせる。片面がこんがりと焼けたら裏返し、同様に焼く。

【ポイント!】
◎すりおろしたれんこんは水気を絞らずそのまま使用します。
れんこんの水分量によって生地がゆるい場合は片栗粉を増やして調整してください。
◎生地を裏返しにくい場合は、大きめの皿をかぶせてひっくり返し、
すべらせるようにフライパンに戻し入れると失敗しにくいです。
◎豚肉や干しエビなどを加えてもおいしいです。
◎つけダレは、ぽん酢だけでも良いですがコチュジャンや一味唐辛子を加えて
少しピリ辛にするのもおすすめです。

薬膳料理家 大原レミさんについて…

https://www.instagram.com/mumemomi_fooddesign

This article is a sponsored article by
''.