毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!
10月にご紹介するのは田尻町。
10月にご紹介するのは田尻町。大阪府南部に位置し、泉佐野市と泉南市に接していて、コンパクトな町ながら沖合およそ5キロメートルには、関西国際空港が立地しています。
10月3週目となる今回は、田尻漁港で毎週日曜日に行われている朝市をご紹介します。
今回は服部Pが朝市の市場に潜入。市場にいるお店の方やお客様に突撃インタビュー。最後に漁業組合の上野公敬さんに田尻漁港について、詳しくお伺いしてきました。
まずは、朝市の雰囲気を楽しもうと、早めに集合。
市場を歩いてみると、魚介類を中心に野菜や果物、天ぷら、漬物などの加工品、おみやげによさそうなお菓子、あたたかいおうどんなど、かなり多彩なお店がいっぱい。40店舗以上が並んでいました。
テーブルや椅子も用意されているので、買ったものをその場で食べられるのも、こちらの市場の醍醐味。インテンスチームは、あなごの天ぷら、たこの唐揚げ、「ガッチョ」と呼ばれる魚のフライ、タコ飯などをいただきました。
「ガッチョ」はネズミゴチと別称で、この界隈でよくとれる小さな魚。身と骨を3等分してからカリカリに揚げていて、パリパリ食感とお魚の風味がおいしかったです。
最初にお話を聞いたのは、『謙商水産』の野間さん。今の季節、おすすめはワタリガニやカワハギ。目の前にあるケースに新鮮な魚介類が並びます。まさに漁港の朝市といった感じ!
朝市では、漁師さんが店頭に立ち接客をしながら自ら釣った魚を売っている場合が多く「魚の説明をしたり、おすすめの食べ方をアドバイスしたり。ふだんはないお客さんとのやり取りが楽しい」とお話くださいました。
また、両手に大量の買い物袋を持った3人組のご家族にもお話を伺いました。寝屋川から2ヶ月に1回のペースで来ているそうで、この日は貝、ホウボウ、アナゴ、ハモ、赤エビ、じゃこ4袋、天ぷらなどなどをまとめ買い。奥さんが自分で魚をさばけるそうですよ。素敵!漁港で新鮮なお魚を買って、自分でさばいて調理して家族に振る舞う、憧れます。
朝市を楽しませてもらった後、インタビューさせてもらったのは漁業組合の上野さんです。
この田尻漁港での朝市は、関西国際空港が開港した約30年前にスタート。漁港での朝市といえば、本来漁師さんが魚介類の直売を行う場所というイメージですが、こちらは多彩な店舗が軒を連ねています。
理由はその方が、お客さんが便利だから。お客さんはごはんの食材を買いに来ているから、魚だけでなく、他の食材も売っていた方がいいだろうというホスピタリティから、お魚以外の出店もOKになったんだとか。
日曜の朝、新鮮な魚介類と野菜などの食材が買えて、朝ごはんや昼ごはんにできるテイクアウトグルメを楽しめたら、ファミリー全員にとっていい休日になりそうですね。
今後はさらに楽しく食べ歩きができるサービスを充実させていきたいとおっしゃっていたので、ますます目が離せません。
「田尻漁港」へのアクセスは、
電車なら南海本線「吉見ノ里」駅下車、徒歩約10分
車なら阪神高速4号湾岸線「泉佐野南I.C」から約8分。
入場無料、駐車場も無料です。
涼しくなりましたが、お魚を買うなら保冷バッグの持参がおすすめです。
「田尻漁港」の朝市は毎週日曜日、朝7時から正午まで開催予定ですが、天候により中止になる場合もあるので、事前にホームページをチェックしてくださいね。
▽田尻漁港 ホームページ
ちなみに「田尻漁港」は朝市のほか、漁業体験ができたり、海鮮バーベキューができたり、さまざまな体験ができますよ。そちらも詳細は上記のホームページを確認してみてくださいね。
来週10月23日(月)は、田尻町の特産品、まぼろしの泉州黄玉ねぎをご紹介します。お楽しみに。