毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!

2023年のラスト!12月にご紹介するのは岸和田市です。

岸和田市は、大阪府南部に位置し、大阪湾に臨む中心市街は江戸時代以降、岡部氏の城下町として賑わい、明治中期以後は泉州綿織物を主とする紡織工業都市として発展しました。米のほかタマネギ、ミカンや桃、春菊などの栽培が盛ん。また古くから「城とだんじりのまち」として知られています。

画像1: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

岸田和市の第一弾となる今回は、岸和田の代名詞のひとつ「岸和田城」と、岸和田ブランドの和菓子「八陣の庭」を紹介します。

画像2: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

まずは、岸和田市教育委員会 郷土文化課の山岡さんから岸和田城、そして岸和田城を特徴づける八陣の庭について、お話を伺いました。

岸和田城は、伝承によると建武新政期に楠木正成の一族、和田高家が築いたと言われています。大阪から紀州を攻めるときの最前線となったのが、ここ岸和田城で、実は重要な西国の要となる場所でした。

画像3: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

見どころは、岸和田城の前に広がる岸和田城庭園。国指定名称で、別名「八陣の庭」と言います。昭和28年、作庭家の重森三玲氏によって作られたこのお庭は、諸葛孔明が考案した「八陣法」で作られているそうです。

枯山水の庭としてみると、かなり奇抜な形。本来、枯山水の庭は眺める角度が決まっていますが、こちらのお庭は360度どこから見てもいいそう。芸術上の価値、そして近代日本庭園史における学術上の価値が高いと国の名勝に指定されています。

画像4: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

通常は庭の中に足を踏み入れてはいけませんが、今回は特別な許可を得て、お庭の中心でお話を聞きました。縁石を伝って歩くと白砂の部分を踏まずに真ん中に行けるそうです。

画像5: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

お庭の真ん中はまさにパワースポット。貴重な体験をさせてもらいました。

画像6: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

お話を聞いた後、おまりが砂紋体験に挑戦。山岡さんのお手本を見たあと、見様見真似でやってみると、初チャレンジにも関わらず、素晴らしい出来栄え。「これだけ真っ直ぐ描けるなんてめずらしい」「心に迷いがない証拠」と絶賛されていました。

画像7: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

続いて、岸和田城の天守閣へ。実際の天守閣は1827(文政10)年に落雷で焼失、維新期には櫓・門など城郭施設を自ら破壊したため、近世以前の構造物は堀と石垣以外には残存しておらず、現天守閣は、昭和29年に建造されたもの。

画像8: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

もともと5層天守だったそうですが、今は3層3階です。最上階まで上り、上から見る八陣の庭もまた圧巻、そして神秘的。ぜひ地上とお城の上、両方からお庭を眺めてくださいね。

画像9: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

続いてお話を聞いたのは南海電鉄春木駅から徒歩3分の場所に本店を構える「銘菓本陣 朝日堂」のスタッフさん。岸和田ブランドに選ばれている和菓子「八陣の庭」について教えてくださいました。

ちなみに岸和田ブランドとは、岸和田ブランド認定委員会(事務局:岸和田市・岸和田商工会議所)が岸和田らしさを備え、優れた産品として一定の基準に適合すると認めたものを指します。

画像10: 12月4日(月)マンスリージャーニー@岸和田①

この「八陣の庭」は、白餡に栗と小豆を入れ、あっさりなのにまろやかに仕上げた和菓子。素朴でどっしりした形は、昭和48年に商標登録をして以来、今も変わらず手作りしているそうです。

雲龍和紙で包み、木目調の箱に入れたものはご進物におすすめです。

マンスリージャーニー岸和田編第1回目は岸和田城に枯山水の庭園・八陣の庭、そして岸和田ブランドに認定された和菓子の八陣の庭、盛りだくさんでお届けしました。

来週も岸和田の魅力をあらゆる方向からご紹介するのでお楽しみに。

This article is a sponsored article by
''.