毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します！
3月にお届けするのは、大阪府の北西部に位置する箕面市。紅葉の名所として有名な箕面大滝をはじめ、自然がとても豊かです。今月、北大阪急行電鉄が千里中央駅から延伸し、新たに『箕面船場阪大前駅』『箕面萱野駅』が開業するので、大阪市内へのアクセスがより便利に。箕面市は「みどりと子どもを育むまち」として、さまざまな政策を打ち出しているため、家族で住みやすい町として一層注目されています。
今回ご紹介するのは1階がカフェ、2階がレストランになっている「YUZUYA橋本亭」。歴史ある建物の概要やどんなメニューが味わるのか、箕面FMまちそだて株式会社の八木 万理子さんにお聞きしました。
阪急箕面駅から箕面大滝に向かう途中にある「YUZUYA橋本亭」。とても立派な和建築の建物が気になっていた方も多いかもしれません。
かつてこのエリアは10軒以上もの旅館があったんだとか。この「YUZUYA 橋本亭」の建物も、箕面川のせせらぎの音と眺めが楽しめる旅館として明治43年に建てられたと言います。ただ後継者難から休業することに。
平成16年、箕面市の「地域商業にぎわい創出緊急補助金」を活用して、滝道が最も賑わった明治・大正時代の姿に復元し、市民の皆様からのご要望が多かったカフェ＆雑貨店として再生しました。
なのに再び危機が。平成28年、裏山の崩落により建物が大きく損傷。一旦、更地に。ただ貴重な木製建具や結霜ガラスなどは保存・保管し、平成31年(令和元年）に「箕面市地方創生関連交付金活用事業費補助金」を受け、「橋本亭」の外観を復元し、滝道のシンボルとして復活しました。
現在の「YUZUYA橋本亭」は1階が「YUZUYAカフェ」、2階が予約制フレンチレストラン「YUZUYA a Table Ukita」。
箕面は実生ゆずの産地とあって、「YUZUYAカフェ」ではゆずを使ったメニューを提供。名物のリトルトレジャーは、実生柚子とフェアトレードの濃厚ホワイトチョコ、そして優しい味の黄味餡を求肥で包んだ大福で、実生ゆずならではの香りの高さが特徴です。
1階には川床型のテラス席も。少しずつあたたかくなっていくこれからの季節は、かなり気持ちがよさそう。マイナスイオンに癒されることまちがいなしですね。
ほか「YUZUYAカフェ」には柚子を使ったソースやドレッシング、柚子胡椒などを販売する物販スペースもあります。
2階にあるフレンチレストラン「YUZUYA aTable Ukita」は、浮田シェフ“伝え繋ぐ”を軸に、浮田シェフが日本の伝統・知恵や工夫を織り交ぜて、新しい食を提案しています。
ランチ、ディナーともにコースのみで、前日までの予約制。記念日、誕生日など特別な日に利用してみてくださいね。
箕面大滝は紅葉スポットとして有名ですが、八木さんは「森の力強さを間近で感じられる新緑の季節」がおすすめだそう。
箕面駅から徒歩5分とは思えない、非日常なロケーションを楽しみに「YUZUYA橋本亭」に足を運んでみてくださいね。
「YUZUYA 橋本亭」の「YUZUYAカフェ」の営業時間は11:00～17:00
「YUZUYA a Table Ukita」の営業時間はランチが12:00～、ディナーが18:00～い
ずれも定休日は月曜日、祝日の場合は翌日の火曜日がお休みです。
詳しくは「YUZUYA橋本亭」のホームページをご覧ください。
https://www.franc-et-elegant.com/
箕面のご紹介ラストは、箕面の特産物・実生ゆずについて。ゆず好き必聴です。
