毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

1ヶ月のお休みを経てリニューアル。2024年度は大阪府の各市町村からゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビュー。ときにはユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信します。

今月5月に紹介するのは、大阪の東部に位置する大東市。

JR住道駅・四条畷駅・野崎駅・鴻池新田駅からアクセスでき、都心から電車で約10分という近さ。で、かつ広大な緑地公園や自然があります。コンパクトな街ですが、図書館が3館と充実し、都会と田舎のイイトコ取りなエリアです。

織田信長に先駆けた天下人・三好長慶(みよしながよし)ゆかりの地で、かつて西日本最大級の山城があった飯盛城跡(いいもりじょうあと)が残るなど、歴史的な資源も数多く、ハイキングコースを歩けば、当時の石垣を見ることもできます。

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大東市のご紹介2週目は、スタジオに大東まちゼミの会・会長の中村朋子さんをお迎えしたので、インタビューの模様をお届けします。

▼大東まちゼミ
https://www.instagram.com/daitomachizemi/

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おまり:大東まちゼミの会・会長の中村朋子さんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

中村さん:よろしくお願いします。

おまり:中村さんは他にもNPO法人 大東夢づくりコミュニティ(だいとうFM)の代表理事でもあるという情報も!だいとうFMではお話されたりもしているのでしょうか?

中村さん:平成12年12月の開局時はパーソナリティとして定期的に参加していて、現在もインターネットラジオ局として続いています。私は今、レギュラー番組はありませんが、この大東まちゼミでの収録体験や、小中学生向けの職業体験等の番組収録や、他番組のゲストという形ではお話しています。

おまり:なるほど。お話が上手なわけですね。しかも笑顔がすごくかわいい!素敵です。

中村さん:ありがとうございます。

おまり:そんな 中村さんが会長を務める「大東まちゼミの会」について教えてください。

中村さん:まちゼミとは「得する街のゼミナール」の略で、お店の店主がプロならではの

専門的な知識や情報、コツを無料で受講者(お客様)にお伝えする少人数制のゼミです。一方的に教えるのではなく、お店の人とお客様のコミュニケーションを取り、信頼を築いて「あなたから買いたい」「ここで買いたい」と思ってもらえるコミュニケーション事業になります。

おまり:へぇー、おもしろいですね。

中村さん:これが大東市で行われているので「大東まちゼミの会」なんですけど、全国でも行われていて、お店もお客さんがつながってお互いが得をして地域も盛り上がるという、活性化のコミュニケーション事業となります。

おまり:『お客様』『お店』『地域』……。

中村さん:はい。〝三方よし〟ですね。

おまり;「三方よし」…商売が得意な関西という感じがしますね。そもそも、そのまちゼミが始まったきっかけは何だったんですか?

中村さん:大東市の「まちゼミ」が始まったきっかけは、「地元を盛り上げたい」という想いが皆さん強いんですが、私の店舗のお向かいにあるメガネ屋さん「グリーングラス」関山さんという方が、地域を盛り上げる為に近隣店舗に声をかけて、自主企画で「大東ええトコ倶楽部」というまちゼミに近いイベントです。

数回開催していくなかで、大東市から「まちゼミ」をやりたいとお声かけを頂き、実行委員会が立ち上がり、大東市でも「まちゼミ」を開催することになりました。

おまり:一歩、踏み出す、立ち上げる力があるのがすごいですね。

中村さん:みんなの「やりたい」っていう想いがひとつになって実現したと思います。

おまり:そして市や商工会議所と連携して活動されているんですね。

中村さん:はい。私たちは世話人という、まちゼミのお世話役…組織でいうと役員にあたるんですけど、誰が偉いとかではなく、あくまで私たちは地域のおせっかい役、お手伝い役として、いっしょにやろうという気持ちでみんなと協力し合いながら、まちゼミを運営しています。

おまり:おせっかい役…このあたたかさが、また関西って感じでします(笑)。では、そんなまちゼミはどのくらい開催されているのでしょうか?

中村さん:実はこの夏で第10回を迎えます。

おまり:講座はどのくらいの数があるんですか?

中村さん:毎回募集していて、都度、変わるのですが、現在は夏に向けて準備している講座は50数講座になりそうです。

おまり:え~、いろんな勉強ができそうですね。

中村さん:いろんな種類、いろんなジャンルがあるんですが、夏休みはキッズ親子、ライフプラン、趣味、学ぶ、美容と健康、グルメ、いろんなジャンルがあって、今回は新たに「コラボレーション」というカテゴリーができました。複数の店舗や、複数の事業主さんがひとつの講座をやるという講座を強化していこうとしています。

おまり:たとえば、美容と健康というジャンルなら、どんなお店の方がお話されるんですか?

中村さん:エステサロン関係やダンス、ヨガの先生、整骨院や整体の先生などですね。

おまり:その道のプロの方に直接お話が聞けるチャンスですね。受講される方は、どんな方が多いのでしょうか?

中村さん:全国的にまちゼミの参加者は50~70歳代の主婦の方が最も多いのですが、大東まちゼミは30、40、50歳代の受講が多くなっています。

おまり:次回のまちゼミの開催日程はいつになりますか?

中村さん:第10回まちゼミは7/16~8/31に開催します。

おまり:1ヶ月半にわたって、いろんなお話が聞けるチャンスがあるんですね。どういう風に申し込めばいいですか?

中村さん:募集開始は6/25~。まちゼミのパンフレットが6月下旬に完成しまして、あとホームページやInstagram、Facebookページに講座一覧を掲載します。そちらを見て、興味がある方は各店舗に直接お電話やメッセージ、申し込みフォームなどで直接予約を入れてもらえればと思います。

おまり:さきほどホームページを拝見したんですが、とっても見やすいですね。自分が興味あるものが一目瞭然でした。そこに電話番号やQRコードなどの連絡先も書いてあるので、申し込みがしやすそうですね。

中村さん:現状のホームページは過去のもので、お話した第10回のまちゼミは「次回お楽しみに」という表示になっていますが、準備ができ次第、申し込みができるようになります。

おまり:楽しみですね。自分をアップデートできますね。これらはすべて事前申し込みですね。

中村さん:はい、飛び込みではなく必ずご予約をお願いします。当日でもいいので事前予約をお願いできたらと思います。

おまり:いくらお店をしているからといって、ゼミを開くとなると、慣れてない方が多いのでは?ゼミを開催する側の店舗の方の募集はどのようにされているのでしょうか?

中村さん:こちらもホームページやSNS等で募集しているのですが、私たちおせっかい役や、今までやったことがある店舗の方からお声がけもしています。

それぞれみんなができることをやっています。

特に今回は、もっとまちゼミのことを多くの方に知ってもらって、開催する側になってもらいたいなと思って、まちゼミが何なのかがわかる勉強会やトークセッションという、自分たちの想いを語る機会も設けています。

おまり:お客様に対してだけじゃなくて、お店の方同士の結束が高まったり、慣れている方がアドバイスしてくれたりしそうですね。

中村さん:そうですね。「こんなふうにやってみたらどう?」「こういう切り口はどう?」みたなアドバイスを、上からではなく同じ店主という目線でみんなで考えてやっています。

おまり:いいですね。なかなかそういった横のつながりを広げてもらえるような機会ってないんじゃないかなって思いました。大東市、すばらしいですね。

中村さん:全国でまちゼミを盛り上げていこうと頑張っています。

おまり:なるほど。店主のみなさんも勉強会などを経て発表の準備ができるわけですね。では、次回のまちゼミトークセッションの日程も決定しているそうですが…

中村さん:次回(第5回)まちゼミトークセッションは5/16(木)14:00~。

ゲストは演歌歌手の「十川ももこ」さんです。これまで受講者として、まちゼミに参加していただいていましたが、今回は講師として参加していただきます。

場所は野崎まいり公園です。十川ももこさんは、大東市野崎の野崎参道商店街公認演歌歌手としても活動されています。地域の活性化や歌手活動について、マスコットキャラクター「のざきちゃん」のお話などを、私が進行役として聞き出して、みなさんに伝えていけたらなと思っています。

おまり:大東市の魅力が満載な会になりそうですね。

おまり:あと気になったのが「こども先生ゼミ」。こちらはどのような取り組みなんでしょうか?

中村さん:まちゼミの一環としてやっているのですが、こども先生ゼミは、大東まちゼミ独自の企画で、まちゼミ参加店舗のご家族や、教室レッスン生・生徒さんなどのお子様が先生となってまちゼミを開催します。

最年少はなんと3歳!お子様が先生となってコミュニケーションを取りながら学んでいきます。実はお子さんってすごい能力を持っていて、大人から見ても「この子、そんなに考えてやってくれているんだ」と大人から見ても勉強になりますし、お子様にとっても勉強になり、経験になる。「こども先生ゼミ」は、まちゼミのなかでもイベント要素が強いので、まちゼミそのものに行くのはまだちょっと……という方でも来やすいと思います。

特に教室をされている方の最初の一歩として私はおすすめしています。

おまり:なるほど。たとえばピアノを習っている男の子だったら、ピアノを習うことよによって、こんなことができるようになった、こんなことが楽しかったとプレゼンしたりするんですか?

中村さん:たとえば「リズムを一緒に楽しもう」という講座であれば、子どもがピアノだったり、ペットボトルにビーズを入れた道具だったりを使って、いっしょにリズム遊びをしようみたいなものですね。ピアノそのものを学ぶというより、その一歩手前の入口くらいをまず楽しんでいただくみたいな内容ですね。

おまり:教える側、受ける側、みんなにとっていい経験になりそうですね。「こども先生」ってかわいいですね~。

中村さん:かわいいんです!本当に毎回癒されるし勉強にもなるし、感動します。

おまり:ですよね~。これをきっかえにその教室に通いたいって方もいそうですね。

中村さん:はい、実際にいらっしゃいます。

おまり:いいことですよね。「まちゼミ」はすごく画期的な取組でした。では最後に 中村さんからリスナーの皆さんへメッセージ、よろしくお願いします。

中村さん:大東まちゼミは、参加店舗は大東市限定ですが、受講はどこにお住いの方でも可能です。大東市は本当にたくさん素敵で個性的なお店、人がたくさんいると知っていただきたいので、興味のあるお店を見つけていただいて、大東市に遊びに来てもらえたら嬉しいです。

今回、第10回になりますので、みなさんのお力を借りて盛り上げていきたいと思いますので、みなさんのご参加をお待ちしています!

おまり:大東市愛が伝わってきました。お店と企業が繋がって、さらに企業と企業の横の繋がりも出来る、素晴らしい活動です!今後もどんどん活動が広まっていくといいなと思います。

今日は、大東まちゼミの会・会長の中村朋子さんにお話を伺いました。今日はありがとうございました!

中村さん:ありがとうございました!

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来週は 大東市が昨年から力を入れているものづくりの現場を体験・体感してもらう「オープンファクトリー」について深掘りします!

どんなお話が聞けるんでしょうか。来週もお楽しみに!

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