毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

2024年度は大阪府の各市町村からゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビュー。ときにはユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信します。

6月のご紹介は熊取町。

熊取町は、大阪市から南に30㎞の内陸のベットタウンで、電車で 大阪市内までは約35分、関西国際空港まで約15分で行くことができます。

東西5㎞・南北8㎞・総面積17k㎡のハート型をした地形の町で、東南部には山麓が広がり、北西部は緩やかな平野。温暖で雨量も少なく、快適で暮らしやすい町です。

6月1週目は熊取町に新しくオープンしたキテーネホール(文化ホール)について、担当課長の大屋真志さんをゲストにお迎えしたので、その模様をお届けします。

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画像1: 6月3日(月)マンスリージャーニー@熊取町①

おまり:今日は 今年4月に熊取町に新しくオープンしたキテーネホール(文化ホール)について担当課長の 大屋真志(おおやまさし)さんにお話をお伺いしたいと思います。大屋さん、よろしくお願いします。

大屋さん:よろしくお願いします。先ほどメールをいただきましたリスナーのみなさん、お待たせしました!熊取町の時間がやってまいりました~。

おまり:あはは。大屋さん、ノリノリじゃないですか。よろしくお願いします。まずは今年4月に新しく「キテーネホール」がオープンしたという事ですが、これはニュースですね。

大屋さん:そうですね。熊取町にはこれまで昭和45年に建設された町民会館ホールがあったんですが、建設後50年以上が経過してましたので雨漏りしていたり、今日も地震ありましたが耐震性能が不足している、舞台が狭い、こういった問題があった施設なんです。こういった問題を解決するのに、どうしたものかとみんなと悩みに悩んで、大規模改修で解決しようかという方法もあったんですが、国の補助金を活用して、新築するということになりました。

画像: ▲キテーネホール

▲キテーネホール

おまり:やっぱり改修するのか?新築するのか?迷う所ですよね。

大屋さん:そうですね。

おまり:そんな「キテーネホール」。新築したとのことですが、ナイスネーミングですね。こちらの名称はどのように決まったのでしょうか?

大屋さん:町民会館ホール、文化ホールでは堅苦しいから、親しみやすいほうがいいだろうということで住民さんから募集し、ヨーロッパ文化発祥の地、ギリシアのアテネと、「来てね」を掛け合わせた「キテーネ」という名前になっております。

おまり:まさかのギリシャからきてたんですね。そんな「キテーネホール」は3月に竣工、4月から一般利用が出来るようになったそうですが、「キテーネホール」はどんな公演ができるんでしょうか?特徴や注目ポイントを教えてください。

大屋さん:今日はラジオということでリスナーの皆さんにはお見せすることができませんが、入口にある大きな屋根が特徴的な建物です。この屋根の下は大屋根広場と呼んでいるんですが、大屋根広場とホワイエ、つまりロビーですね、これらをつなぐガラス扉はすべて開放することができて、ホワイエとホールを一つのステージのように広くすることもできるんです。

おまり:すてきですね。

大屋さん:大屋根広場・ホワイエが一体的につながった軒下の垂木、ルーバーですね、この木が印象的で、そのほかにホールの客席など随所に木材を使用しておりまして、木の香りが心地良い、居心地のよいホールとみなさんからおほめいただいてます。

おまり:木の香りっていいですね。

大屋さん:はい、新築の香りとはまたちょっと違ういい香りがするんです。客席数が382席と決して多くはないんですが、どこからでも誰でも鑑賞できるオールS席ということで、ご満足いただいています。またSDGsの取り組みとして、ホール屋根部分には30Kwの太陽光パネルを設置しまして、共用部分の電力を太陽光発電により、賄っているんです。でね、ホール内部についてですが、以前のホールは空調も古く、空調の音がゴーーーーーっと聞こえており、コンサートをしてもその音が気になって集中できないというか。

おまり:そうですよね。アーティストの方も困りますね。

大屋さん:そもそも残響時間が・・というお声を多くいただいておりました。住民の方はお隣の市にもホールがあるので、そちらを使っているという声もありました。せっかく新築にするんだから住民のみなさんに利用していただくことが一番大事ですので、音響環境の整備ということを重点的に設計を行いました。

ホールの建設に合わせて、ピアノも新調したわけですが、これも先ほどといっしょでどのピアノにしようかなと、すごく悩んだんです。でも新築にしますし、今まで住民さんが経験できなかった本物の音楽に触れあう機会を提供したいという想いがあったので、世界最高峰のグランドピアノであるスタインウェイD274を購入して、開館からピアノを使用した公演も実施しております。

おまり:こだわっていますね。近代的な建物、太陽光パネル、ホールもピアノも新しくなって、やっぱり新築して良かったですね。ピアノも新調されたということで、最高の音響設備で、世界最高峰のグランドピアノの演奏、是非聞いてみたいですね。

ちなみに、こちらの「キテーネホール」ではどんなイベントが開催されているのでしょうか?

大屋さん:3月16日に竣工記念式典を行ったんですが、その際には歌手の徳永ゆうきさんがコンサートを行いました。

おまり:好きです。

大屋さん:翌日には今まではできなかった日本センチュリー交響楽団の皆さんにコンサートをしていただきました。僕は音楽の素人ですが、ドカンとくるといいますか、音に感動して涙が出そうになりました。クラシック音楽でいうと、スーパーキッズオーケストラの皆さん、ホールを建ててみると、熊取町出身の音楽をしてらっしゃる方がたくさんいると知りまして、たとえばピアニスト辻田ゆうきさんとヴァイオリニストの窪田隼人さんのジョイントリサイタル。ホールで使用するピアノは選定をしてもらわないといけないのですが、そのホールのピアノを選定していただいた東京芸術大学教授の有森博さんのピアノリサイタルなどを開催しまして、参加された皆さんから「音が良かったよ」と音響面を含め、大変好評を得ています。

クラシック以外で、プレオープンでは、あの大御所がコンサートをされたんですが、三浦さん、どなたかわかりますか?

おまり:大御所?和田アキ子さん??

大屋さん:あ~それもすごい大御所ですね。

おまり:誰ですか?

大屋さん:なんとあの松平健さんにコンサートをしていただきました。

おまり:すごい!すごい方をブッキングできましたね。

大屋さん:生マツケンサンバで。

おまり:マツケンサンバを披露されたんですか!?

大屋さん:はい、住民のみなさんとコラボしていただいて、華を添えていただきました。

おまり:えー!すごいですね。

大屋さん:先月5/25には木村充揮さん、有山じゅんじさんといったレジェンドアーティスト達によるKUMATORIミュージックナイトを開催し、これも一風変わったクラシックとはまた違った事業も行っております。このようにジャンルを問わないイベントを行い、熊取町のみならず、町外、大阪府外からもたくさんの皆さんにご来場いただいております。

おまり:それだけ音響に定評があれば新築した甲斐がありますね。世界が広がっていきそうです。でも松平健さんはびっくりしました。どれくら盛り上がりました?

大屋さん:すごい盛り上がって、もう近寄りがたいオーラがありました。

おまり:そうですね、一番輝きがある方かもしれないですね。

また、ホールの新築に合わせて、公民館もリニューアルされたということですね?

大屋さん:公民館についても、ホールと同じく、名称を募集させていただいて、小学生の女の子が「みんなに来てほしいから」という意味合いを込めてつけていただいて、英語の「COME」にちなんで、「かむかむプラザ」という名称になりました。こちらの建物は、リノベーションを行いまして、一階には広く誰でもくつろぐことができる文化交流ラウンジ、自習スペースである「まなびのルーム」を新設するなど、入りやすく、開放的な公民館を目指して、これまで利用のなかった若い世代を取り込んでいきたいとリノベーションを行いました。

画像: ▲かむかむプラザ

▲かむかむプラザ

大屋さん:公民館でやってる講座もリニューアルをしまして、たくさんの方からお申し込みをいただいております。今までできなかったスマホの動画編集だったり、男のヨガだったり、表情筋肉を鍛える顔トレだったり。

おまり:最先端ですね。そういった内容は大屋さんがチョイスしているんですか?

大屋さん:いいえ、これはみんなで考えながら。

おまり:すごいセンスある。ぜんぶ興味あります。

大屋さん:こういうことをやって、たくさんの方にまずは来ていただいて、知っていただきたいといろいろ進めていっているところです。

おまり:自分が住んでいる町に公民館があるって本当にありがたくって、私の子どもたちも公民館で遊ぶことがあるんですけど、またリニューアルしてキレイになった公民会うらやましいです。

大屋さん:いろんな方に来ていただければと思います。

おまり:「キテーネホール」はどなたでも借りることは出来るのでしょうか?

大屋さん:はい。ご利用を希望される1年前からお申し込みが可能です。申込み開始日は毎月1日の10時からになり、希望日が重複した場合は抽選となります。ほかホールにはリハーサル室があるんですが、そこは音楽スタジオとしても利用できますので、平日はダンスの練習などにもご利用いただいています。    

おまり:1年前から予約して利用できすんですね。また楽器やダンスの練習なども出来るのは地域の方にとったら嬉しいことですよね。では今後、こんなイベントを開催していきたいなど、展望をお聞かせください。    

大屋さん:今後いろいろな収録を予定しておりまして、8月11月にはあの長寿番組「なんでも鑑定団」の収録が予定されています。

おまり:すごいですね。

大屋さん:残念ながらお宝の集まりがイマイチですので、お宝を絶賛大募集中です。大阪府内でなくても、大阪府外からでも、ご自宅に眠っているお宝がございましたら、是非ご応募いただければと思います。

おまり:熊取町の方じゃなくてもいいんですね。

大屋さん:はい、大募集中です。今月のイベントとしては6月22日(土)東京大学を卒業された伊沢たくしさんの講演会を予定しています。チケットについては、チケットぴあで発売中ですので、是非ご購入いただければと思います。

画像2: 6月3日(月)マンスリージャーニー@熊取町①

大屋さん:来月7月7日はものまねタレントのほりさん、よよよちゃん、ダブルネームさんが出演されるモノマネライブが開催されます。

画像3: 6月3日(月)マンスリージャーニー@熊取町①

大屋さん:今後の展望ということですけども、これまでお話しましたイベントについては、どちらかというと住民さんは鑑賞していただくものが多かったんですが、参加型のイベントを企画できればと思っています。その一例として7月20は先ほど紹介したピアノを皆さんで弾いていただく、スタインウェイリレーコンサートを企画しておりますので、詳しくはホールまでお問合せください。

▼キテーネホールコンサート・ライブ・公演情報

おまり:リレーコンサート、気になりますね。いろんなものをどんどん企画してブッキングして大変そうですね。

大屋さん:みなさんの楽しんでもらっている顔を見れたら、それも吹っ飛びますし良かったなと思いますね。

おまり:舞台がキレイだし近代的だからテンションあがりますね。では、最後に 大屋さんからリスナーの皆さんへメッセージ、よろしくお願いします。

大屋さん:繰り返しになりますが、「キテーネホール」は決して大きくないホールですがご来場いただいた方にはオールS席での鑑賞をお約束します。これまで、既に公演を実施していますが、大変ご満足いただいており、ホールで是非体感していただければと思います。駐車場も無料ですので、ぜひ熊取町文化ホール、キテーネホールにご来場ください!

おまり:駐車場無料!完璧ですね。ありがとうございます。今日は、今年4月に熊取町に新しくオープンしたキテーネホール(文化ホール)について担当課長でいらっしゃいます大屋真志さんにお話を伺いました。

大屋さん:ありがとうございました!

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来週は熊取町の「わりかし若い百姓の会」についてご紹介します。これまたナイスネーミング!お楽しみに。

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