各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。

今月は東京都世田谷区にあります“東京農業大学”におじゃましています!

今回は
東京農業大学
食料環境経済学科 3年
小林 光 さんにお話しを伺います!

小林さんは、どのような活動に取り組まれているんですか?

私は、食料環境経済学科で「捨てられてしまう食品を救いたい」という思いから
2021年に設立された、今年で4年目の団体“FooDoo”の代表を務めています。
主に、食品廃棄の知識を深めるとともに、その知識を発信、
そして削減するための活動を行なっています。

“食品ロス”はよく聞きますが、“食品廃棄”との違いってあるんですか?

はい、実は少し違うんです。 日本では、“食品ロス”は、食べ残しや期限切れなど、
本来食べられるのに捨てられてしまう食品を指します。

ですが、“食品廃棄”は、“食品ロス”に加えて、魚や肉、骨などの食べられない部分、
捨てられるわけではないですが、飼料などとして取引されるものなどを加えます。
さらに、実は別の定義で“産地廃棄”という言葉もあります。
こちらは、豊作によっての廃棄や、規格外、病気などで廃棄されてしまう農作物を指します。

よく聞く“食品ロス”って、捨てられている食べ物の一部に過ぎないんですね!

実は、そうなんです。 “産地廃棄”される農作物は、
一般的には土に還すことで養分にしていますが、
その農作物は元々商品として販売されるはずだったので、
実質コストがかかっている、といえます。
私たち“FooDoo”では、特にこの“産地廃棄”と家庭での“食品ロス”について活動に取り組んでします。

なるほど、具体的に教えていただけますか?

家庭での“食品ロス”については、SNSでの発信、イベントへの参加と合わせて、
活動紹介を絡めたパネル展示を行い、食品ロス削減のための取り組みについての
アンケートを行っています。

また、世田谷区の“じゅんかんチャレンジ”という取り組みにも参加しています。
このじゅんかんチャレンジとは、東京農業大学の名誉教授の後藤先生が
開発された生ごみ肥料「みどりくん」を核として、
世田谷区桜丘周辺の生産者支援、消費者による地産地消、
そして小・中学校における食育・環境教育などへと「じゅんかん」の輪を広げ、
食と農で地域を繋げる活動を行っている世田谷区の地域団体の取り組みです。
私たちは、この取り組みを知ってもらうために、小学生へ向けた授業をしたり、
今年は食品ロスを減らすための料理教室も開催する予定です。

地域の取り組みに、大学が一丸となって協力されている
地域循環の理想的な形ですよね!

来週も引き続き小林さんから詳しく伺います!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式Xでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます!

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