毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
2024年度は大阪府の各市町村からゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビュー。ときにはユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信します。
6月のご紹介は熊取町。
熊取町は、大阪市から南に30㎞の内陸のベットタウンで、電車で 大阪市内までは約35分、関西国際空港まで約15分で行くことができます。
東西5㎞・南北8㎞・総面積17k㎡のハート型をした地形の町で、東南部には山麓が広がり、北西部は緩やかな平野。温暖で雨量も少なく、快適で暮らしやすい町です。
6月4週目は熊取町のブルーベリー狩りをご紹介します。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
おまり：さあ今日は熊取町のブルーベリーに関連した取組についてお話を伺っていきたいと思います。私、ほんとうにブルーベリーが大好きなので楽しみです。
NPO法人グリーンパーク熊取の森さんと、熊取町広報戦略課の義本さんをお招きしました。よろしくお願いします。
森さん：森です。よろしくお願いします。
義本さん：義本です。よろしくお願いします。
おまり：それでは森さん、義本さん。まず、NPO法人グリーンパーク熊取の取り組みについて教えてください。
森さん：私たちNPO法人グリーンパーク熊取ですが、活動の柱は「環境の保全を図る活動」と「子どもの健全育成を図る活動」の二つです。熊取の自然観察リーダー養成を目的とした講座から生まれた私たちの活動は、常に自然と人との関わりを深めることを大切に考えています。
主に熊取町をフィールドとしてがんばっていますが、環境保全・子どもの健全育成を目的に、一般参加者向けのイベント開催や学校・各種団体、町の活動サポートなどにも取り組んでいます。
四季折々の自然の違いを題材にしながら、まず年明けがあけますとすぐ七草粥をつくり、春には熊取町の自然の野草や水生生物を集めた「和田山パークまつり」を行います。
夏になりますと「川たんけん」、「夏休みこども自然教室」、秋には「流しそうめん」というふうな活動をやっていまして、たくさんの子どもがやって来てくれています。
子どもの健全育成をするのが目的なのですが、むしろ子ども達の元気な姿を見て、私たちが健全に育っているというふうな状況です。
おまり：なるほど。子どもの健全な育成に力を入れているんですね。素敵なことだと思います。
子どもだけでなく、大人も楽しめそうなイベントが1年中行われていると聞いています。NPO法人グリーンパーク熊取でこれからの季節に楽しめる「ブルーベリー狩り」ができるとお伺いしました。どんな感じですか？
森さん：ブルーベリー観光農園「和田山Berry Park」は今年5年目を迎えますが、どんどんパワーアップしていまして今年もたくさんブルーベリーが実っています。オープンは7月6日土曜日から。木々たちは丈夫に育ってみなさんをお招きする準備ができています。ブルーベリー園としましては第1農園、第2農園の2カ所に分かれてブルーベリー狩りをお楽しみいただけます。
おまり：へぇ～。ブルーベリー狩りができるところって私あんまり知らないんですが、2019年にオープンということは、比較的 最近できた農園ですよね。どうしてブルーベリー観光農園をスタートすることになったんでしょうか？
義本さん：はい、この「和田山Berry Park」は野外活動ふれあい広場の近くにあるのですが、その周辺の交流人口の増加や、にぎわいを創りたい、といったところがありまして、観光農園を開設しました。
「ブルーベリー」を選んだ理由は、近くにイチゴ、みかんの観光農園はあるんですが、本格的にブルーベリー観光農園をやっているところが大阪府内でも少なかったんです。
おまり：ですよね。
義本さん：そうなんですよ。そういっためずらしさ、希少性があって、そして町内でブルーベリーを栽培している農家さんが協力してくれることもあって、ブルーベリー農園にしたんです。
おまり：いいですね。行きたいですもん、本当に。「熊取と言えばブルーベリー」をスローガンに頑張っていらっしゃるということですが、そんな希少性のあるブルーベリーにもいろんな種類があるんですよね？私も知らなかったんですが、こちらの農園ではどのような種類のブルーベリーを育てているのでしょうか？
森さん：大きく分けてブルーベリーは早生もののハイブッシュ系、私たちが作っているラビットアイ系というのがあります。ラビットアイ系のなかにもかなり甘いものもありますが、酸味とのバランスがうまくかみあっているので、ぜひ楽しんでもらえたらと思います。
ところで、三浦さん、なぜ「ラビットアイ」というかわかりますか？
おまり：ライットアイ、うさぎの目＝赤いと言われているから赤いブルーベリー？
森さん：熟する直前、赤い実をつけるのがラビットアイです。熟してから紫色のブルーベリーになるんです。
おまり：なるほどなるほど。熟す前に赤いから「ラビットアイ」って言うんですね。
森さん：でもね、これを食べるといっこもおいしくない！
おまり：あはは（笑）。じゃあラビットアイの状態では食べない方がいいんですね。熟してからいただくのがいいんですね。また今日、持ってきてくださっているブルーベリーは？
森さん：最近、新品種ができまして。これは紫ではなく、まだ赤いですが、このまま食べられるもので、人気なんです。
おまり：え～食べてもいいんですか？ いただきます。めちゃくちゃキレイな色ですね。
森さん：このブルーベリーのネーミングが「ピンクレモネード」と言いまして淡い甘い味だと思います。
おまり：うわ～フルーティーです。めちゃくちゃフルーティーでみずみずしい。ブルーベリーって、こんなにフルーティーでしたっけ？私がいただいたのはほんのり淡い甘みもあって酸味もしっかりあってすっごくおいしい。フルーツ食べてるって感じがします。
義本さん：おいしいですよね。
森さん：ふだんは外国産のブルーベリーをお食べになっているんじゃないですか？外国産だと冷凍してあるので味がとんでしまいがちですが、これは朝摘みしたものですからね。
おまり：果実がプチッと弾ける感じがして瑞々しくてびっくりしています。自分の中でブルーベリー革命起きてます。これは赤い、さくらんぼみたいなピンク赤い色。これはヨーグルトに合わせても絶対おいしいですし、ハマっちゃいますね。
ブルーベリー狩り、行きたいんですけど、収穫のコツってありますか？
森さん：先ほど言いました通り紫色に熟したものを取るのがコツですね。房になっているので、そのなかから熟したものを選んでつまんでみてください。
おまり：そんなにワザはいらず、ポロッと取れる感じですか？
森さん：はい。無理やり取らないと取れないのは熟しきっていないということなので。そこが見極めるコツですね。
おまり：なるほど。紫のブルーベリーをもぎると、手に果汁がつきそうなイメージもあります。そんなことはないですか？
森さん：ブルーベリーの表面には白いブルームという粉が付着していて、これがおいしさを保っているんです。だからこのブルームがあるので果汁は手にはつかない。ただ食べたら、果汁がぎゅっと出て、口の中は真紫になりますけどね。
おまり：お葉黒みたいになりますよね（笑）。私は外国産の冷凍ブルーベリーを食べてきたので、熊取町のブルー―ベリーは、これまでのブルーベリーのイメージをくつがえされるおいしさでした。もぎたてはさらにおいしいんでしょうね。
「ピンクレモネード」はピンクの状態が熟しているということで大丈夫ですか？
森さん：はい。
おまり：どの品種が熟しているかなどは、収穫前に教えてもらったりできるんでしょうか？
森さん：列ごとに栽培しているのでわかると思います。ピンクレモネード以外は、ラビットアイ系になるので、紫色になったものをつまんで食べてもらえたら。
おまり：はい。これらのブルーベリーを使った特産品もあるんですか？
義本さん：熊取町では、熊取産のものを主に使用した、熊取らしい魅力を兼ね備えた商品を熊取ブランド「くまとりやもん」として認定しています。この中にはフルーツサンド、チーズタルト、プリンなどブルーベリーを使用した商品もたくさんありまして、今日持ってきたんですがグリーンパークさんの「ブルーベリーコンポート」もその一つなんです。ヨーグルトに入れたりアイスにのせたり、ケーキにトッピングしたり、年中おいしさを堪能いただけます。
おまり：いい色してますね。グッと深みのある紫色。なんでも合いますからね、ブルーベリーは。（このコンポートは）スイーツをワンランク美味しくするにはもってこいですね。
では「和田山 Berry Park」でブルーベリー狩りがしたい場合は、どうすればよいですか？
森さん：今年は開園が7月6日土曜日から。その1週間前から予約をスタートします。予約は電話かネットで申し込んでいただければ大丈夫です。
▼NPO法人グリーンパーク熊取公式HP
https://www.greenpark-kumatori.com/cont13/main.html
森さん：開園日は水曜、木曜、土曜、日曜の週4回。料金は大人（中学生以上）1500円で、3歳以上のお子さまは700円。これは近隣の観光農園と比べてもかなりリーズナブルです。
おまり：そうですよね。私、ブルーベリーの価格帯、知ってますけど、これはめっちゃ安い。1時間食べ放題ですよね？
森さん：そう、しかも大人料金（1500円）の方には容器を渡しますので、それに詰め放題で１パックお持ち帰りできます。
おまり：なんて親切な！行きたい！ふつう、そんな価格で買えないですよね。しかももぎたてだなんてめちゃくちゃ幸せですね。３歳から小学生までのお子さんは食べ放題のみで700円なんですね。申込は電話かホームページで先着の予約制。6月29日から申し込みができます。みなさんぜひ行ってみてくださいね。
またブルーベリー狩り以外にBBQなども楽しめるんですよね？
森さん：お隣に「野外活動ふれあい広場」という熊取の施設があって、ここではバーベキューができて、ピザ釜の貸し出しもおこなっています。こちらはブルーベリー狩りの料金に含まれていて、ブルーベリー狩りとバーベキュー、どちらもご利用いただけるというセット料金になっています。
おまり：うわ～いいですね。屋外でバーベキューしたり、ピザを食べたり、最高じゃないですか。1日中楽しめそうですね。
森さん：このピザ窯はね、私たちグリーンパークの手作りで、レンガを積み上げて作ったものなので値打ちありますよ～。
おまり：値打ちありますね！行ってみたいな～。ほかにも行きたい方、いっぱいいると思いますのでアクセスを教えてもらっていいですか？
義本さん：お車の場合は、阪和自動車道貝塚インターチェンジから約10分、電車・バスでお越しの場合は、南海ウイングバス、成合口で下車し、徒歩10分です。町内循環バスの「ひまわりバス」でも「成合」、「野外活動ふれあい広場口」で降りていただけたら、そこから徒歩５分です。
おまり：本当にいろんなイベントが盛りだくさんですし、こんなにおいしいブルーベリーが1500円でもぎ取り放題ってめちゃくちゃ素敵ですね。熊取町。
では最後に 森さん・義本さんからリスナーの皆さんへメッセージ、よろしくお願いします。
森さん：梅雨が明けると夏本番、ブルーベリー狩りのシーズンです。我々は準備万端でみなさんをお待ちしておりますので、7月6日以降、ぜひお越しください。先ほど言いました通り、野外活動ふれあい広場でBBQもできますので、ぜひご利用ください。今年はね去年の3割アップの来場者数を狙っています！
おまり：ぜったい来ると思います。ブルーベリーめちゃくちゃおいしいです。たぶんブルーベリーの概念を覆すくらいおいしいので、みなさんに食べていただきたいと思います。では、義本さんもお願いします。
義本さん：熊取町は電車で大阪市内から35分、車でも高速に乗れば1時間以内で着きます。皆さんが思っているよりずいぶんと近いんです。この機会に是非とも「ええとこいっぱい」熊取町にお越しください！
おまり：今日はグリーンパーク熊取の森さんと、熊取町広報戦略課の義本さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
森さん＆義本さん：ありがとうございました！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
来週7月からは寝屋川市をピックアップ！夏らしい情報もお届けするのでお楽しみに。
