「よ・み・き・か・せ」、今日まで3日間にわたってご紹介した絵本は、
世界文化社から出版されている 『 王さまのお菓子 』。
文 / 石井 睦美さん、 絵 / くらはし れいさん、 ナレーターは かかず ゆみさんでした。

フランスの伝統文化で、パイの中に入れる小さな陶器の置物「フェーヴ」 。
パイをみんなで切り分けて食べる時、これが出てきた人は
幸福に恵まれる…というものです。このお話の主人公は、そのフェーヴ。

「ミリー」 という女の子の姿をした人形です。
そのミリーが入ったパイを買ったアデルさん。
今アデルさんの家では、息子さん二人の他にもう一人、
風邪をこじらせてしまった友達の家の女の子、ベルを預かっています。

男の子二人、今回のフェーヴが何なのか?誰に当たるのか?などの話で盛り上がる中、
ベルの声はあまり聞こえず寂しそう・・・ミリーはベルが寂しくならないよう、
どうかベルに私を引き当てて欲しい、と祈り続けました。

この後、いよいよパイが切り分けられ、ミリーは誰の手に渡ったのか…?
心温まる結末は、ぜひラジオでお楽しみください。

来週水曜日・木曜日は、おしずの生放送でのよみきかせとなります。
来週の「よ・み・き・か・せ」、どうぞお楽しみに。

This article is a sponsored article by
''.