毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
今月8月にご紹介するのは・・・富田林市!
富田林市は大阪府の東南部に位置し、自然と歴史に恵まれたまちです。
古くから南河内地域の中心地として発展を続けています。
8月2週目は富田林市で生産されている、なすときゅうりを紹介します。
=======================================
今日は 富田林市で栽培されている 美味しい夏野菜をご紹介します。
富田林市は「大阪なす」「大阪きゅうり」のブランドを冠した【なす】と【きゅうり】の生産量が 府内ナンバー1。 みなさん知っていましたか?
温暖で農作物の育成に恵まれた気候と土壌、そして食の都・大阪という大消費地が近いという立地により、 ビニールハウスを活用した都市近郊型農業が早くから発展しました。
なぜ【なす】と【きゅうり】の生産量が多いのか。
同じ土地で同じ作物を続けて育てると、「連作障害」という生育不良につながってしまいます。 その対策として【なす】の収穫後に、同じ畑で【きゅうり】を育てるという
栽培方法を確立したことによって、連作障害を克服し、さらに農家の収入を増やすことが出来たということなんですね。
富田林で栽培している【大阪なす】は 千両なすと言い、皮の薄さとやわらかさとボリュームが自慢です。
【大阪なす】ひとつひとつの花に手作業で受粉処理を行います。
蜂を利用した方法や自然交配などの一般的な方法は行わず、 農家さんの手作業という手間暇をかけることで、実が膨らむスピードが速まり、
柔らかい肉質の【大阪なす】に育ちます。
ビニールハウスで育てる【大阪なす】の収穫は、7月までで、今は露地なすが出回っています。 大阪ナスを育てていたビニールハウスを密閉し、1か月ほど日光に当てて土を休ませます。
今の時期は、土壌消毒を終えて、大阪きゅうりの植え付けを始める頃となります。
大阪きゅうりの収穫時期は10月~11月と、気温が下がっていく季節になるので栽培が難しくなりますが 【大阪きゅうり】の存在があるからこそ、おいしい【大阪なす】が育てられるんですね。
最後に【大阪なす】のおすすめの食べ方を紹介します。
富田林の【大阪なす】は、皮が薄くボリュームがあるため、油料理に最適。
主菜なら…「和風パスタ」がオススメ!
1人前だと、大阪なす1個使い、他にエリンギ、しめじ、ベーコン、小松菜などを一緒に入れて 顆粒だし8グラム、酒大さじ1、濃口醤油小さじ2で味付けします。
スタミナ系なら「なすの麻婆丼」!
大阪なす4個に鶏ひき肉100gを合わせれば、なすが堪能できる麻婆なすが完成。
この分量だと4人前です。しょうが、赤みそ、豆板醤などで味付けしてみてくださいね。
さっぱり、シンプルにいただくなら「浅漬け」、「焼きなす」がおすすめです。
今日は 富田林市で栽培されている 美味しい夏野菜をご紹介しました。
富田林産のおいしい【大阪なす】と【大阪きゅうり】、ぜひ見かけたら手に取ってみてくださいね。
▼富田林市