毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
今月8月にご紹介するのは・・・富田林市!
富田林市は大阪府の東南部に位置し、自然と歴史に恵まれたまちです。
古くから南河内地域の中心地として発展を続けています。
8月3週目は富田林市のふるさと納税にまつわるアレコレをご紹介します。
=====================================
おまり:今日は 富田林市・都市魅力課の高橋さんをスタジオにお迎えしました。高橋さんよろしくお願いします。
高橋さん:今日はよろしくお願いします。
おまり:まず、都市魅力課!なかなか聞きなれない課のお名前ですが、どのようなお仕事をされているんですか?
高橋さん:都市魅力課では、広報誌やウェブサイト、SNSによる情報発信や、ふるさと納税や観光、子育てなどさまざまな場面で富田林市を選択してもらうため、富田林市の魅力を発信するシティセールスをしています。
また前々回にご紹介させて頂いております富田林寺内町はメディアに取り上げていただくことも多く、映画やテレビ番組のロケーション撮影のお手伝いもさせていただいています。
おまり:なるほど~。寺内町、すてきなところでしたもんね。いわゆるコーディネーターさんのようなお仕事もされているってことですかね。
高橋さん:そうですね。ここの場所を取り上げたいというメディアさんに向けて、あらゆる調整をしています。
おまり:なるほど。そして高橋さん、私とまったく同い年なんですよね。42歳と発覚して親近感がわいております。そんな都市魅力課が特に力を入れているのが「ふるさと納税」の強化ということですが…どんな返礼品があるのか教えてください。お肉とかですか?
高橋さん:やはりそう来ますよね。実は富田林市には、ブランド牛は……ないです。
まり:あはは、ためてからの「ない」(笑)。
高橋さん:ホタテ、カニ、イクラも……ないです。
おまり:ないんかい(笑)。全国的に人気な返礼品というものはなかったんですね。
高橋さん:そうなんです。
おまり:ふるさと納税で富田林市を選んでもらうために行ったことってあるんでしょうか?
高橋さん:今月、総務省よりふるさと納税制度による2023年度の寄附額が1兆円を超えたと発表されました。成熟しつつある市場の中で、過熱する自治体間競争をいかに勝ち抜いていくにはどうすればいいかと日々考えています。
制度当初よりご協力いただいている市内の事業者様ももちろんいらっしゃり、今も引き続きご協力いただいているのですが、3年ほど前より富田林市にはもっとたくさんの事業者様が富田林でいいモノを作っているはずということで約300社を直接訪問し、返礼品開拓に力を注ぎました。
おまり:えっ!すごい。
高橋さん:その結果、協力事業者は60団体程度、返礼品数は500件以上増えました。たくさんの事業者様にご協力いただいた結果、富田林市の返礼品には多種多様なモノが揃っています。
おまり:へ~すごい!およそ300社を直接訪問したなんて…体を張りましたね。
高橋さん:はい。私1人ではなく職員みんなで事業者様をまわりました。
おまり:都市魅力課、がんばりましたね。3年間の声かけで、500件以上に増えるのは本当に効果が出たというか、努力の賜物だと思います。返礼品には、たとえばどのようなものがあるのでしょうか?
高橋さん:卵やお野菜、ミカンなどの農産品に加え、チョコレートや缶詰・冷凍食品などの加工食品、家具やラグなどの日用品、工具やバイクパーツ、ゴルフプレー券にゴルフ用品、スキンケア用品やシャンプーなどの美容関係も充実しています。
肉や魚はないですけど、その他はけっこう何でもあるよ、という感じになってきています。今もどんどん新規返礼品の登録を進めています。
おまり:おもしろいですね。その中でもこれは珍しいよ!というもの、ありますでしょうか?
高橋さん:ダフり矯正マット「ダフるんだ」という人工芝のゴルフマットがあります。こちらは、東レ・アムテックス株式会社様の返礼品で、たくさんの方にご寄附を頂いている人気の返礼品です。
おまり:ゴルフマットが人気なんですね。
高橋さん:そうなんですよ。本コースでダフってばっかり……そんなダフりにお悩みの方がたくさんいらっしゃるんですかね。
おまり:きっといっぱいいらっしゃるんでしょうね。
高橋さん:ショットの達人を目指して、アプローチショットの練習に、ゴルフ好きな方にぜひ「ダフるんだ」を使っていただきたいです。
おまり:私たち世代、みんな特に信号待ちのときにゴルフの素振りをしていたりしますもんね。それでもダフっちゃうんですよね。でもダフらないように練習するためのものだけど、商品名は「ダフるんだ」なんですね。「ダフらないんだ」ではないんですね。
高橋さん:そうなんです。この響きがいいなということで。
おまり:そんな魅力たっぷりの富田林市のふるさと納税をPRする活動も行っているんですよね?
高橋さん:ふるさと納税関連のイベントに出展するのはもちろんですが、昨年の秋にはバイクパーツメーカーでレーシングチームをお持ちの株式会社ベビーフェイス様にお声掛けをいただき、バイクレースのメッカである鈴鹿サーキットでPRをしたり、また縁があってこの秋開催予定の南海電車まつり2024などにも参加予定です。
おまり:ひとつひとつのご縁をすごく大切につなげている印象がありますが、その他にも、市が取り組んでいる事はありますか?
高橋さん:ふるさと納税で寄附者の皆さんに選んで頂くにはWEBマーケティングの専門的な知見も必要になってきます。市の職員にとってその辺りは専門としてノウハウを蓄積してきたわけではないので、委託事業者にお任せすることもありますが、自分たちでできること、例えば私は写真撮影が好きであったり、画像編集に長けている職員がいたりで、協力事業者様の画像を拝借して加工したり、企業様のロゴやブランドイメージをより強く打ち出し、市が自ら画像制作のお手伝いをさせていただいたりもしています。
おまり:おもしろそう。広告代理店みたいな仕事も兼ねているんですね。高橋さんは写真撮影が好きなんですか?
高橋さん:はい、そうなんです。
おまり:町の魅力を伝えたいと思ったとき、写真撮影に力が入りますね。
高橋さん:そうですね。街並み撮影が好きで、よくやっています。
おまり:こういったPR活動の結果、やはりふるさと納税の申込件数は増えましたか?
高橋さん:はい、ありがたいことに申込件数、寄附額ともに順調に伸びております。しかし、もっとたくさんの寄附者の皆さんに富田林市を選んで頂けるよう引き続き力を入れて参りたいと考えています。富田林市のふるさと納税にはまだまだ伸びしろがあるというふうに思っています。
おまり:うん。伸びしろですね。お肉はなくてもね、けっこいういろいろあるよっていうのが、気になります。富田林市の魅力いっぱいのふるさと納税、どこから確認することが出来ますか?
高橋さん:富田林市の公式ウェブサイトにふるさと納税特設サイトを作っておりますので是非一度ご覧いただきたいです。また、さとふる、楽天、ふるさとチョイスなど合計10個のポータルサイトから寄附のお申し込みを頂けます。
おまり: なるほど。それでは最後に高橋さんから番組を聴いているリスナーの皆さんへメッセージをいただけますでしょうか。
高橋さん:ふるさと納税は、住民サービスを支える貴重な財源となっています。また返礼品提供事業者を通じて地域経済へ還元される重要な役割を担っています。ふるさと納税の寄附先として選ばれるまちになることが、富田林市を知ってもらい、来ていただくきっかけにもなりますので、富田林市の魅力を全国に発信する使命を背負って、私自身引き続き取り組んでいきたいと思います。
リスナーの皆さんの中には富田林のことは今日初めて知ったとか、聞いたことはあるけど行ったことはないとか、以前に行ったことあるよとか、さまざまだとは思いますが、富田林市には多種多様な返礼品がございますので、ぜひ今日はこの後、富田林市ふるさと納税をご覧いただき、応援いただけますと幸いです。
おまり:この流れでチェックして欲しいですね。今日は富田林市・都市魅力課の高橋さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
高橋さん:ありがとうございました!