毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
今月8月にご紹介するのは・・・富田林市!
富田林市は大阪府の東南部に位置し、自然と歴史に恵まれたまちです。古くから南河内地域の中心地として発展を続けています。
8月最終週は、今週末の8月31日(土曜日)に開催されるイベント「富田林寺内町燈路」をご紹介します。
大阪府内で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、富田林寺内町。江戸時代の町家が立ち並び、レトロな情緒が漂います。そんな寺内町に行灯の明かりを灯すイベントが「富田林寺内町燈路」。
今年で 21年目となり、地元の方にとっては夏の風物詩ともいえるイベントです。8月31日(土曜日)夕暮れに、地域の方々によって行灯にひとつひとつロウソクの火が灯されます。
蔵の白壁や木格子が並ぶ歴史あるまちなみを約1000基もの行灯の明かりが照らし、幻想的な風景が浮かびあがります。
約1000基の行灯は、約1ヶ月前から地域の住民や商店によってすべて点検され、修繕が必要なものは和紙の貼替などが行われるそう。
行灯のサイズは縦・横それぞれ23cm、高さ30cmが基本ですが、高さ1mほどの大きな行灯にも出合えます。行灯に描かれているのは、協力団体や店舗名に加え、様々なイラストや書などがあります。
地元の方にとっては親近感がわき、市外の方にとっては富田林市を知るきっかけになりますね。
この日は行灯が並ぶだけでなく、多彩なイベントが開催されます。富田林寺内町で最大の町家建築である旧杉山家住宅は、ふだんは夕方5時に閉館しますが、この日は特別に夜間も開館。夕方6時半~夜8時は、旧杉山家住宅を舞台に「謡(うたい)の夕べ」が開催されます。
謡(うたい)とは、能の文章を囃子の伴奏なしで謡う伝統文化で、屋敷の雰囲気もあいまって、伝統芸能をより深く堪能できそうです。
「じないまち交流館」2階では、浴衣一式をレンタルでき、着付けもしてもらえます。行灯が灯る幻想的な街を浴衣で散策すれば、夏の終わりに、特別な思い出ができますよ。
親子で楽しめる縁日は2か所で開催。
くじ引きなどのゲーム、かき氷の屋台が並ぶ「子ども縁日」は株式会社松下工建の駐車場、スーパーボールすくい、かき氷やフランクフルトの屋台、富田林ブランドの商品を販売する「燈路きらめき縁日」は「観光交流施設 きらめきファクトリー」を目指してくださいね。
「きらめきファクトリー」では「きらめき光の万華鏡」と題した、幻想的な音と映像で綴るプロジェクションマッピングの投影もあるのでお楽しみに。
またマンホールスタンプラリーや、大阪・関西万博へ出展する地元企業が作成した「おもてなしベンチ」など、今年初の催しにも注目してくださいね。
盛りだくさんのイベントは、当日、会場で配布される当日マップでチェックできます。
「富田林寺内町燈路」
開催日時は8月31日(土曜日)夕方5時〜夜9時、行灯の点灯は 夕方6時30分から。
雨天の場合は9月1日(日曜日)に順延。
アクセスは近鉄阿倍野橋駅から河内長野行きに乗り、富田林駅または富田林西口駅から下車すぐです。
詳しくは富田林市のホームページをご覧ください。
https://www.city.tondabayashi.lg.jp/site/kirameki/76474.html