毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
今月ご紹介するのは…豊中市!
大阪府の北に位置し、東は吹田市、西は兵庫県尼崎市と伊丹市、北は池田市と箕面市に接していて、その立地から千里ニュータウンなど、大阪市のベッドダウンとしての開発が進められてきました。
平成24年には中核市に移行し、教育文化都市として力を入れています。市内には阪急電鉄・北大阪急行電鉄・大阪モノレールの3本の鉄道が走り、交通の便が良く、また伊丹市と池田市を境にして大阪国際空港があり、空の玄関都市としても機能しています。
10月3週目の今日は、豊中市で力を入れている音楽事業についてご紹介します。
おまり:今日は 豊中市の音楽に関する事業について、豊中市役所 魅力文化創造課 田中さん・井口さんにお話を伺っていきたいと思います。おふたりよろしくお願いいたします。
田中さん&井口さん:よろしくお願いいたします。
おまり:まず早速ですが、豊中市は「音楽あふれるまち」という取り組みを行っているとお聞きしました。
井口さん:豊中市には、本市を拠点として活動する日本センチュリー交響楽団や大阪音楽大学など、音楽に関わりのあるさまざまな組織や団体があります。そういった団体などとの連携を通じて、市民のみなさんに、身近に音楽を親しんでもらえるような取り組みを「音楽あふれるまち」として展開しています。
おまり:なるほど。具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか?
田中さん:大阪音楽大学と協力し、次世代を担う人材の発掘と育成をめざして、高校生を対象に「豊中音楽コンクール」を開催しています。2018年に開催した第4回の同コンクールでは、世界で活躍している豊中市出身のバイオリニスト・前田妃奈さんが高校の部で出場し、最優秀賞を獲得しました。
また、そのほかにも市内の全小中学校を対象に、フルオーケストラの鑑賞体験を行う「ホールでオーケストラ♪」を行っています。「ホールでオーケストラ♪」では、小中学生がオーケストラの指揮者になりきってタクトを振る指揮者体験が人気で、毎年会場全体で盛り上がります。
小さなお子さまでも楽しめるイベントとしては「0さいからのコンサート」を開催しております。普段クラシックコンサートを鑑賞することが難しい子育て中のみなさんに、日本センチュリー交響楽団の生演奏を楽しんでいただいています。他にも、1年をとおしてさまざまな年齢の方に音楽を楽しんでいただけるようイベントを開催しております。
おまり:小学校のときからオーケストラに触れる機会があるなんてめちゃくちゃいいですよね。しかも0歳からのコンサートって、赤ちゃんもそうですけど、お母さんも癒されるし、すごくいい経験になりそうですよね。英才教育としてもばっちりですよね。
音楽という意味では、豊中まつりもその一環に含まれますよね?
井口さん:そうですね。ステージでは市民活動団体の発表や若者のバンド演奏もありますし、兄弟都市である沖縄市とのつながりが感じられる、沖縄ゆかりのアーティストも多数出演します。メインステージでは、ステージと観客が一体となってカチャーシーを踊りフィナーレを飾りますので、豊中まつりも音楽であふれていると思います。
おまり:ですよね。音楽があふれる豊中市では、現在「とよなか音楽月間2024」がまさに開催中なんですよね?
田中さん:はい。「音楽あふれるまち」の取り組みの中心として、毎年10月頃から約2か月間を「とよなか音楽月間」と定めて、多くの音楽イベントを開催しています。
中でもメインイベントの「とよなかまちなかクラシック」は、豊中市内の寺院や教会などを会場に、日本センチュリー交響楽団が多彩なアンサンブルを披露しています。残念ながら今年の募集は終了しておりますが、毎年大変ご好評いただいているイベントです。豊中の秋は音楽で彩られていることは、本市の魅力の一つだと考えています!
おまり:10月から2か月間って一番いい時期ですよね。心地いいし街も歩きやすいし、そんななかで音楽が溢れるっていいですよね。ラジオ局でDJをしている私としても、音楽が街にあふれるっていうのはすごくうれしいなと思います。その中でも、特に推しのイベントがあるんですよね?
井口さん:11月17日(日)には、豊中市内の高校8校の軽音楽部が出演する「高校生軽音楽フェスティバル」を服部緑地野外音楽堂で開催します!高校生だからこその、活気あふれる本格的な演奏を、ぜひお楽しみください!
おまり:この服部緑地野外音楽堂ってめちゃくちゃ雰囲気がいいですよね。ここで演奏できる経験も素晴らしいし、見ている方も絶対楽しいですよね。
ちなみに田中さん・井口さんは楽器をやっていたり、好きな音楽はありますか?
田中さん:私は高校生までピアノを習っていました。
おまり:長く習っていましたね。みんな小学校でやめるのに。すごい。
田中さん:はい(笑)、長く続けていました。その影響か今もクラシックなどが好きです。
おまり:クラシック。素敵ですね。井口さんは?
井口さん:私は聴く専門なんですが、野外フェスが好きで、以前はフェスのために北海道まで出掛けることもありました。今は子どもがいるので、豊中市内にある服部緑地野外音楽堂でのライブやコンサートを子どもと一緒に参加して楽しんでいます。
おまり:めちゃくちゃいい環境で子育てされてますね。自分が音楽好きだから、自分の子どもが音楽と一緒に育ってくれる環境って理想ですよね。
井口さん:そうですね。服部緑地野外音楽堂は芝生のエリアがあるので、気兼ねなく子どもが立ったりしながらリズムに乗って楽しめるので、子育てをしている方にはおすすめです。
おまり:はい、ぜひチェックしていただきたいです。半屋外みたいになっていて、なんともいえないおしゃれさというか、開放感というか。素敵ですよね。ぜひみなさん、行ってみていただきたいと思います。
さぁ、そろそろお時間となりました。最後にリスナーのみなさんへ一言お願いできますか?
井口さん:「音楽あふれるまち」の取り組みを通じて、音楽を身近に感じ、みなさんの生活が彩られて豊かなものになればうれしいと考えています。これからも多彩なイベントを開催していきますので、機会がありましたらぜひお越しください。
おまり:豊中市内では 12月8日まで「とよなか音楽月間2024」としてコンクールやコンサートなど 魅力あふれる音楽イベントがたくさん開催中です。
そして11/17(日)は先ほど話にあった服部緑地野外音楽堂で「高校生軽音楽フェスティバル」も開催します。こちらは入場無料ですので、お近くにお住いのみなさんは足をお運びください。
今日は 豊中市役所 魅力文化創造課 田中さん・井口さんに豊中市の「音楽あふれるまち」の取り組みについてお話を伺いました。おふたりとも、ありがとうございました
田中さん&井口さん:ありがとうございました。