“商船三井さんふらわあ maruっと船旅~志布志、行くし~”の企画で、赤まっちゃんと赤maruスタッフが鹿児島志布志へ初上陸することに。
今回は後編です。
前編ブログからお読みください
1週目は番組名物P、タナカPが書いていましたが、後半は番組ディレクターのさやまが担当します。
朝さんふらわあで志布志に到着してから車で丸一日かけて食べて食べて歩いて食べて食べて温泉に浸かってすっかり鹿児島を満喫した一行。
鹿児島を横断しての感想はただただ“鹿児島大好き”。
美味しい食べ物に広大な自然と暖かい人々と美味しい食べ物。あと焼酎。
なんと関西人とシナジーの高いところなのでしょうか。
一括りにしてすいません。
このまま「さんふらわあ」に乗って帰る弾丸トラベルルートもありますが、
なんてったって今回は“商船三井さんふらわあ”さんにご招待されての鹿児島取材。
いやぁ〜、1日であの広大な鹿児島を取材して、その魅力を伝えるなんて勿体無いなぁ、せめて現地で1泊、ええとこに泊めてもらえたら、倍、いや、数倍魅力を伝えられるばい・・・。
などとくだらないことをボソボソ呟いていると、なんとお優しい担当者さんが「では、ぜひ1泊してお楽しみください!」と即決。
ただただ“商船三井さんふらわあ”さん大好き。
そんなこんなでどんなホテルを用意していただけるのか、正直最初は期待していませんでした。
ビジネスホテルかな、赤松を含め4人1組かな。いやだな。最悪自分だけ自腹でもいいから別のホテルを取るか・・・。などいらぬ考えを巡らせていましたが、これがまさにいらぬ考えでした。
“商船三井さんふらわあ”さんがご用意くださったのは、
なんとあの桜島を一望できる鹿児島初の外資系シティホテル 「シェラトン鹿児島」!

知ってます?「シェラトン鹿児島」。
私も本当にあるとは思わなかったのですが、マリオット・インターナショナルが運営するホテルブランドで、早い話、めっちゃええホテルや。
マリオットといえば、ほかにも“リッツカールトン”などのホテルも展開していますね。
そんなホテルに泊まれるなんて。

“商船三井さんふらわあ”さん大好き。
最初赤松さんが1人部屋、残り男性スタッフ3人が同じ部屋の予定だったのですが、ゴネたら1人部屋にしてくれました。

おじさんたちの部屋

若者の部屋
“商船三井さんふらわあ”さん大好き!!
多感な時期なので許してください。もう30なんだけど。
さて、話はそれましたが、そんなこんなで到着しました「シェラトン鹿児島」。
鹿児島市の中心部にあって、アクセス抜群。
車を駐車場に泊めて、徒歩やタクシーですぐに繁華街へ繰り出せます。
繁華街として鹿児島、どころか南九州で最も人気のスポット“天文館”も程近く最高の立地です。

入り口には溶岩が飾ってある
それだけではございません。35㎡と広々した客室。
ドアを開けると目の前に広がるのはそう、
「錦江湾に陽が沈み 海が赤く血の色に燃え始める 照りかえす雲は紫に染まり 鋭んがったまんまでモクモクと息をしてる(桜島/長渕剛)」

桜島です。
ほんとに一瞬桜島の景色の絵が飾ってあるのかと思いました。
というのはさすがに嘘ですが、実物の方が遥かに迫力がありますね。
写真にも収められないあの姿は、ぜひその目をトンボのようにカッ開いてご覧になってほしいです。
トンボが目を開いているとするのかはさておき。
さて、そんなシェラトン鹿児島で人気なのが、鹿児島県産の椿オイルなどをたっぷり使用した オールハンドによる「アロマオイルトリートメント」。
鹿児島発のオーガニックコスメ「ボタニカノン」を使用したアロマオイルトリートメント 「ジオパーク桜島産 椿オイル」 を贅沢に使用し 世界自然遺産の屋久島・奄美大島限定精油と ボタニカノンを配合した ここにしかない【特別なブレンド】を使用して熟練のセラピストさんが施術してくれます。
1日歩き回って車を運転して疲れた体と心を癒すと共に、美肌も手に入る、一石三鳥のスぺシャルコース。
しかも、この施術を自分のお部屋で受けることができるんです。
ありがて〜。いちいち移動をしなくていい!一石四鳥!!
しかも、コースによっては、CBDオイルと溶岩ホットストーンを使った施術もあるそうです!
これは二石五鳥! あれ?
ということで、みなさんにそんな「アロマオイルトリートメント」を受ける赤松さんのセクシーショットをご覧いただきましょう!

と言いたいところですが、お生憎様。
赤松の肌はそう簡単には見せられません。
こちらのショットだけで我慢してください。
さて、エステを受けてスッキリ一皮迎えた赤松さんと向かうのは・・・当然夜の街・繁華街“天文館”。
「くろ屋 鹿児島天文館店」へ。
鹿児島郷土料理 黒豚しゃぶしゃぶと溶岩焼きが自慢の居酒屋です。
1杯目からビールも挟まず鹿児島の美味しい焼酎で乾杯。

どれも本当に美味しい。
この銘柄って、鹿児島だったんだ!という発見もありつつ次の焼酎を飲むために盃を干す。
そして私は苦手ですが、世間一般のみなさんは美味しいという“ネギ”がたっぷり入った出汁にくぐらせて食べる“黒牛”や“黒豚”のしゃぶしゃぶ!
どれも濃い!お肉に元々味でもつけてる?と思うほどでした。
これをジューシーと呼ぶのですね。ジューシーさを感じて終始充実!
でも私がネギを苦手と知らない赤松さんからの鬼のネギ盛り!
優しさが人のためにならないことって、あるんですね。
あれやこれや美味しいものを食べて、飲んで、食べて、飲んで、食べて、飲んで、食べて、飲んで、飲んで、飲んで、飲んで。

とりあえず鹿児島の名産を一通りいただき、明日も早いのでお店を出ることに。
お店を出たら向かうのは・・・当然酒屋です。
この後の焼酎を買い込んで私の部屋へ。

完全に目が据わっているAさん
四人でここでは言えないような話をひたすらに語り合い、田中Pが人のベットで万歳のポーズをしながらイビキをかき始めた頃に、ふと窓の外を見つめながら赤松さんが一言。
「こんなんいっちゃんええやつやん」
鹿児島のど真ん中とは思えないほどコテコテの関西弁でしたが、確かにその通り。

とはいえ、汚い服のままのおじさんが私の寝るベッドでグースカ寝息を立てている現状に関しては“ええやつ”ではない。
叩き起こして部屋に帰っていただき初日は解散。
ふかふかのベッドで明日も楽しみだな、などと考えているといつの間にか夢の中へ。
いやマジでベッドが良すぎて何もせずにいつの間にか寝てしまった。
カーテンガン開きのでかい窓から飛び込む朝日と雄大な桜島の景色に目が覚めると時刻は6時過ぎ。
何もせずに寝てしまったので、まずは風呂に入らなければなりません。
でも、ラッキー!ここは“シェラトン鹿児島”。
館内には源泉かけ流しの天然温泉があるんです。

ということで、早速風呂へ。
同時に、朝ご飯の集合時間を7時15分にしようとLINEで提案。みなさん起きれるのかな・・・。
温泉は、かなり広い温泉で、内湯と外湯に加えて、なんとサウナまで!
さすがはシェラトン。
風呂場にタオルあるし。部屋から持って行かなくていいし。
こういうの、いいホテルに来たなって思いますよね。
朝サウナでじっくりと汗やならんやら昨日の不純物をたっぷり流して温泉に浸かってすっかりほくほく。鹿児島は大阪と比べてやはり少し暖かかったので、朝でも温泉上がりだと発汗の効能もあってちょっと暑いくらいでした。
ホクホクで桜島が如く頭から湯毛を出しながら朝食に向かうと、田中P以外のメンバーが。

窓の外は当然桜島
贅沢なビュッフェ形式の朝食は、ご飯系、パン系がこれでもかと用意されている他、オムレツを焼いてくれるサービスも。

ヘルシーなもの食べている風でこのあとカレー食べてた
ほかにも鹿児島名物のさつまあげやフルーツ・野菜など盛りだくさんだったのですが、なにより気に入ったのが“お茶”!
鹿児島は意外にも茶畑だらけ。
全国1位の茶葉生産量を誇るんです。
なんと、2024年累計で先日初めて首位になりました。
コーヒーや紅茶ももちろんですが、ハーブティーなども豊富で、どれも美味しい。
香りも豊かで食後は部屋にも持って行けるのですが、全部持って行きたいくらいでした。

お茶を飲むだけでも映えるロビー。
ぜひ“シェラトン鹿児島”にお越しの際は味わってみてください。
一方“シェラトン鹿児島”にお越しなのに、タナカPは朝食に間に合わず。
寝起き丸出しの顔で本日最初の取材地【蒲生八幡(カモウハチマン)神社】へ。
武家の歴史が多く残る姶良市の蒲生町にあるこの神社のご神木が、日本で一番大きなくすの木。

樹齢およそ1600年とされるその大きさは、根周りが33.5m、高さおよそ30mを誇ります。
あの“となりのトトロ”の舞台のモデルではないか、と囁かれるほどで、事前に写真で見ていたのですが、やっぱり実物は全く違いました。
巨大さも空気感も、写真には収まりきりません。
これは絶対に生で見ていただきたい。
トトロのサウンドトラックを聴きながら眺めていたのですが、そこにトトロがいるんじゃないか、と思うような雰囲気を感じました。
それは曲の影響か?

「●NOTHER SKY?」
ともあれ、“雄大”とはこの大木のことで、全国の雄大さんは、一旦こういう大きな人間になるんだという目標にするべく見にきた方がいいですね。
雄大界の頂点と言っていいでしょう。
あまりにテンションが上がって、アホみたいなポーズで写真を撮ってはしゃいでいたのですが、ふと後ろを見ると校外学習?の大量の学生さんたちが写真待ちをされていて非常に恥ずかしかったです。

はしゃぐ61歳
もっとどしっと構えた雄大な人間になりたいものです。
その後、近くの道の駅でお買い物なんかをしながら続いてランチへ!
訪れたのは同じ姶良市にある鹿児島黒豚とんかつ専門店 【名代かつ屋 万さく】。

11時オープンということで、10時45分くらいには到着していたのですが、すでに待っているお客さんがいて、オープンと同時にほぼ満席になるほどの人気っぷりでした。
車の中には、県外のナンバーの車もチラホラ。
ですが、多くは現地の方でした。
地元の方にも愛されるお店に間違いはなし。
“特上黒豚ロースと三種盛りかつ膳”と、運転しないメンバーはビンビールを注文。
私は運転手でしたので、当然ビールは飲まず。
手持ち無沙汰にゴリゴリ削る胡麻が砂浜くらいサラサラになった頃、料理が到着。

特上黒豚ロースと三種盛りかつ膳”と
こちらのお店のこだわりがまずは“岩塩”だけで食べるというもの。
これが本当に美味しい。
黒豚自体の甘みがかなり強く、少しの塩をあいまって、「これが黒豚か」と感動。
ビールに合うだろうな・・・。

「そっかぁ〜君は、飲めないんだね〜〜かんぱ〜い」の顔
スタッフのおじさんはろくに説明も読まずソースをかけて「え!?そうなの!?そんなぁ」などと言っていましたが。
他にもいろんな食べ方が用意されていて、全部ソースでたべるのは勿体無いくらいでした。
朝ご飯を食べていたにもかかわらずペロッと平らげ、カチ上がった血糖値で眠くならないよう、向かいのお店で買った美味しいコーヒーを飲みながら次の場所へ。
続いて向かったのが、伊佐市にある “曽木滝”。
こちら、“東洋のナイアガラ”と呼ばれる滝で、高さ12m、滝の幅はなんと210m!
日本一の滝幅を誇ります。

日本一の滝幅、なのですが、デカすぎてどこが滝でどこが滝じゃないのか、正直よくわかりません。
1周回って、「でかい」以上の感想はありません。
空気に呑まれましたね。
その周辺は、“曽木の滝公園”として賑わっていて、 縁結びの神社や以前水力発電所に使われていた古びたトンネルなどがあります。
写真映えするスポットも多かったですね〜。
なんかとりあえず、これって映えなのか・・・?と思いながらも撮影した写真の数々をお楽しみください。

スタッフが誰もついてきてくれない

雨降ってきた?

なぜかこういうとこで撮影するグラビアあるよね

トンネルを抜けるとそこは川でした

クセ強ハート
最後のハートの写真は、待ち受け画面にすると運命の出会いがあるかもしれませんし、ないかもしれません。
また、この公園内にある“野草薬草館”にも行ってきました。

なぜか屋上に猿
中に入ってみると、いろいろな“野草”や“薬草”にまつわる展示があったり、 薬草を使ったお茶の試飲、紹介、販売をするところもありました。
こちらで赤松さんを含め同行したスタッフ全員が購入したのが“メドハギ茶”!
天然バイアグラとも呼ばれる“メドハギ”と呼ばれる薬草で作ったお茶で、 血流改善や更年期障害の緩和、ダイエット・便秘改善などいろんな効能が期待できて、韓国ではよく飲まれているんだそうです。

無料で試飲させてもらえます
天然・・・バイアグラ?
バイアグラというものがどういうものかはわかりませんがとっても元気が出そうなので、いっぱい買いました。
元気なんかなんぼあってもええですからね。
さて、購入してレジを出て、館を出て、車に乗り込んで、駐車場を出て、道から見えなくなるまでずーっと喋りかけてきてくれる店員のお母さんを振り切るとそろそろ旅も終盤です。
そして・・・最後に温泉に入りたい。
ということで、温泉地 霧島市にある“さかいだ温泉”へ。

霧島温泉といえば、さまざまな名湯が名を連ねる全国でも有数の温泉地。
山々に数々の温泉があります。
中でもこの“さかいだ温泉”は、1142年に発見された源泉から作られた温泉で、とんでもなく長い歴史を誇ります。
鉄分が豊富。豊富すぎて全部茶色。
もはや汚れなのか鉄分によるものなのかわからない、良い言い方をすれば“渋い”温泉です。
全国各地からこの温泉のためにやってくる人もいるという知る人ぞ知る秘湯。
中に入ると、説明文には、
「飲用しますと・・・な効能があるので、必ず飲みましょう。」の文字が。
必ず飲みましょう?
必ず浸かりましょうではなく??
しっかりと飲むためのコップや飲むための蛇口なども用意されているだけでなく、お風呂に入らなくても飲むだけのスペースまで用意されていました。
男湯では、田中Pがその飲み口からおそるおそるお湯1杯を飲むと、常連のおじいさんが「そこから飲むより、お湯の沸き口から飲んだ方がいい。」とアドバイスをくださりました。
田中Pは、「そうですか」と2杯目をお湯の沸き口、湯船に注ぎでる部分のお湯をコップに入れて飲んでいると、おじいさんは、「このお湯はあらゆる病に効くんだ。遠くから療養に来る人もいる」と話をしてくださいました。
ほかにも、蒸気を利用した天然サウナ、砂の上に寝る“砂ね湯”、“石ね湯”、“打たせ湯”など盛りだくさん。
ですが入浴料は破格の300円!
知る人ぞ知る名湯をぜひ飲んでみてください。

さぁ、楽しかった旅はあっという間!
帰りのさんふらわあに車ごと乗り込み、朝には大阪へ到着。
当然、帰りのさんふらわあでは、運転で飲めなかった分も酒盛りを楽しませていただきました。
さんふらわあに乗れば、これだけのコースを、2日間で一気に楽しむことができます。
調べるまでは、鹿児島といえば・・・桜島?焼酎?くらいのイメージでしたが、他にも魅力がいーーーっぱい!
聖地巡礼、ということではありませんが、ぜひこの
“志布志いくし! 鹿児島まるっと楽しまないと!! 西郷隆盛最高高まり!!! 魅力度さんふらわあルート!!!!”
をお楽しみください。
志布志、また行くし!
【商船三井さんふらわあ】
【シェラトン鹿児島】
鹿児島県鹿児島市高麗町43-15
☏099-821-1111
【くろ屋 鹿児島天文館店】
鹿児島県鹿児島市東千石町9-2
☏099-248-7939
【蒲生八幡神社】
鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2259-1
☏ 0995-52-8400
【曽木の滝公園】
鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
☏ 0995-28-2600(曽木の滝観光案内所)
【さかいだ温泉】
霧島市牧園町宿窪田4179
☏ 0995-77-2426