各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
FM大阪と、TOKYO FMの2局ネットでお送りしています。
今月は、“同志社女子大学”におじゃましています。
先週に引き続きお話を伺うのは
同志社女子大学 今出川キャンパス
表象文化学部 3年
工藤菜々子さんです!

“同志社女子大学サステナブル研究会”で、「フードドライブ」に取り組んでいます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします!
食品ロスを削減するために、家庭で余った食品を回収して、
福祉団体や生活支援を必要とする個人等などに無償譲渡するのが“フードドライブ”。
“同志社女子大学サステナブル研究会”では、どのような形で取り組まれているんですか?
はい!
1年間に3回程度、期間を決めて今出川キャンパスと京田辺キャンパスの学内に
“回収BOX”を設置して、食品を集めています。
集まった食品は、“フードバンク京田辺”という団体を通して、京田辺市内のこども食堂や、
登録されている個人の家庭、福祉施設・団体などに寄付されます。
どのような食品が集まるんですか?
食品という特性上、回収できるものが限られているのですが、
多いのはやはり賞味期限の近い“レトルト食品”や“非常食”、“缶詰”、あとは大学ということで、
実家から送られてきた“カップ麺”なども多いです。
数が多い時は、合わせて100点以上の食品が集まります。
そんなにですか!?
ただ、集まるのは嬉しい一方で、大学生は1人暮らしの方も多いと思いますが、
そんな中でもそれだけの食品が集まるのは、
食品ロスになっていた可能性があるということですよね?
はい、そもそも購入前に必要な分だけ買うことや、すぐに食べるものは
賞味期限が近いものを選ぶなど、家庭でできる食品ロス対策も意識していただきたいです!
また、こういった“フードロス問題”について、「なんばマルイ」さんで実施された
「サステナブルDays」というイベントに参加させてただき、
展示を通して啓発を行なったりもしています。
“フードバンク”だけでなく、啓発活動にも取り組まれているんですね!
では、最後に、工藤さんの今後の目標を教えていただけますか?
“フードドライブ”では扱うのが食品ということで、回収BOXにいたずらをされたり、
勝手に持っていかれたりしないように定期的に見回り、回収をしたり、
取り扱えない食品がないか確認するのが意外と大変で人手が必要になります。
今後、もっと活動に参加してくれる学生が増やして、回収BOXの設置頻度も増やしたいです!
そのためにも、フードロスの問題について、より多くの方に知って、
意識していただけるように啓発活動を続けていきたいと思います。
実は、これまでは研究会でしたが、この春からは“同好会”として活動の幅が広がる、
ということですので、興味を持たれた方は、ぜひ“同志社女子大学サステナブル研究会”を
検索してみてください。工藤さん、2週間に渡ってありがとうございました。