毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

大阪府内の市町村をピックアップし、町の魅力をお届けしています。

今日は「堺市と和菓子」についてご紹介します。

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おまり:今日は「左海 宝泉菓子舗(さかいほうせんかしほ)」の前田さんと堺市職員の宮田さんをスタジオにお迎えしました。お二方よろしくお願いいたします。

前田さん&宮田さん:よろしくお願いします。

おまり:今日は「堺市と和菓子」をテーマにお話を伺っていきたいと思います。堺市には和菓子屋さんがたくさんあるんですね。

宮田さん:そうなんです。堺にはたくさんの老舗の和菓子屋さんがあります。かつては貿易港として栄えていたので砂糖が手に入りやすかったことや、茶人 千利休が生まれ育ったということもありまして、茶の湯文化とともに和菓子も発展してきました。各店舗がいろんな工夫をして美味しい和菓子をつくっておられます。

おまり:そうなんですね~。今日来ていただいている「左海 宝泉菓子舗」さんでは、どんな和菓子を作られているのでしょうか?

前田さん:うちのお店で一番売れているのが「古墳焼」というお菓子です。モチッとした、どら焼きとは違う生地が特徴で、中がつぶあんだったり、抹茶の生地でこしあんを包んでいたりする、あん巻きになります。世界遺産である「仁徳天皇陵古墳」をイメージした古墳の形の焼き印が特徴で、お客様にも好評です。今日はスタジオにお持ちしていますので、ぜひ召し上がってください。

おまり:本当だ、古墳の焼き印がしっかり真ん中にはいっていますね!先週、堺市では360度パノラマで仁徳天皇陵古墳や街の様子を見ることができる気球が10月4日から飛ぶと聞いてびっくりしたんですが、気球をきっかけに堺に来られる方にたくさん食べていただきたいですよね。

前田さん:はい、ぜひみなさんに食べていただきたいです。

おまり:それでは早速いただいてもいいですか?いい香りがしてます。持った感じもモチモチふわふわです。

前田さん:出来立てです。

おまり:やったー!つぶあんからいただきますね。うん!生地が本当にモチモチしてる。つぶあんもいい甘さでおいしいです。せっかくなんで、こしあんの抹茶生地もいただいていいですか?抹茶には、なんでこしあんなんですか?

前田さん:やっぱり抹茶の香りを立たせるために、小豆の香りを抑えて、でも風味も生かしたいのでこしあんにしています。

おまり:う~ん、本当においしい!これも同じモチモチの生地で抹茶の風味がして、本当に絶妙な甘すぎない、上品な甘さが最高です。あたたかいお茶が飲みたくなるくらい、めちゃくちゃ美味しいです。パクパク食べられるのがいいですね。ボロボロこぼれないモチモチさがあるので、すごい食べやすいと思います。

前田さん:ありがとうございます!

おまり:万博のイベントではどんなものを作られるんですか?

前田さん:万博のイベントは9月25日に大阪のヘルスケアパビリオンで、和菓子の実演と、そのとき限定の和菓子をお出ししたいと思っております。

おまり:楽しみですね。イベントではどんなものを作られるんですか?

前田さん:チェコ共和国の芸術家ミュシャさんのイベントをされるんですが、それにちなんだ和菓子をイメージして、当日実演とお客様にお出しする形でやらせていただきます。

おまり:まさに先週「堺市とアルフォンス・ミュシャ」をテーマにお話を伺ったんですが、本当に世界中ですごく人気の芸術家さんで、ご縁があって寄贈を受けたコレクションが堺市にたくさんあるということなんですよね。植物や星、お花など可愛らしいモチーフと柔らかい色彩がとても素敵だなと思ったんですが、和菓子とどうやってつながるんですか?

前田さん:和菓子ってお花や季節の行事、お星さまをイメージしたものがデザインとしてあるので、ミュシャさんが使われているお花や女性をイメージしたもの、色合いを表せたらいいかなと思って、今、頑張っています。

おまり:メルヘンな雰囲気や女性らしい華やかさがあるので、インスピレーションをくみ取って和菓子に反映していくのは難しそうですが、やりがいがありますか?

前田さん:やりがいはありますね。今までやったことない作業なので、楽しみながら取り組んでいます。

おまり:なるほど。ちなみに前田さんのミュシャモチーフの和菓子はどこに行けば見ることができるのでしょうか?

宮田さん:和菓子は9月25日(木)に万博会場の大阪ヘルスケアパビリオン前のステージで開催する「CraftsmanshipJourney ~堺の匠が織りなす、ミュシャの世界~」というイベントで前田さんの実演を見ることができます。

おまり:見たいです。どんな風になるのかすごく楽しみなんですが、ほかにイベントではどんなことをされるのでしょうか?

宮田さん:ミュシャ作品をモチーフにした堺の伝統文化を存分に楽しんでいただく伝統とアートが出会うプログラムをご用意しています!お抹茶をご自分で点てていただく体験ですとか、線香のサシェづくり、注染という浴衣や手ぬぐいを染める技の体験なども無料で体験いただけます。ミュシャ作品や可愛いお花のフォトスポットも設置予定ですので、優雅な音楽ステージも楽しむことができます。ぜひ皆さんお越しください。

おまり:プログラムの詳細は「SAKAI EXPO」と検索してみてください。

▼SAKAI EXPO

https://www.sakai-expo.com/

おまり:このほかにも、堺市では今月、万博会場でイベントをされると伺ったのですが、そちらもご紹介いただけますか?

宮田さん:はい。ヨルダンパビリオン内の砂漠空間を茶室に見立てたお茶会を今週11日(木)に開催します。

おまり:砂漠空間でのお茶会ですか!?

宮田さん:そうなんです。堺市では春に開催した万博会場でのイベントでも、竹工芸のアート作品やお花畑に包まれてのお茶会を開催したんですが、たくさんの方々に茶の湯文化を知っていただく新たなきっかけになったと思っています。今回も砂漠という特別な空間でのお茶会の開催に挑戦させていただきます。

おまり:本当特別な感じですよね。万博だからこそ実現したコラボ企画ですね。万博会場でとっても穏やかなひとときを過ごせそうですね!

宮田さん:ありがとうございます!特別な空間でのお茶会ではありますが、どんな場所でも茶の湯の心は変わらず、一期一会の出会いを大切にお待ちしています。

堺市ホームページや予約方法等をお知らせしますのでチェックしてくださいね。

https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/sonota/banpaku/pavilion_renkei.html#cmsjordan

おまり:ではあらためて、前田さんと宮田さんにとって、堺市の好きな所を教えてもらえますか。

前田さん:堺市は海が近くにあるので、堺に灯台がありまして、そこにたまに仕事が終わってからプラプラ歩いたりするのがとても好きです。

宮田さん:私は本格的な茶の湯体験も楽しめる「さかい利晶の杜」ですね。三千家の家元に命名いただいたお茶室で、ご自身でお茶を点てることができるお点前体験や、気軽にイスに座ってお茶を楽しんでいただける立礼茶席など、初めての方でも茶の湯の作法を体験しながら、美味しいお抹茶と堺の和菓子を楽しんでいただけます。

おまり:和菓子は本当においし過ぎて早く食べたいといった感じですが(笑)。では最後にリスナーの皆さんへ一言お願いします。

前田さん:僕が和菓子実演をやらせていただく堺市の万博会場でのイベントは9月25日(木)に大阪ヘルスケアパビリオン前のリボーンステージでやらせていただきます。そのときの限定の和菓子を見に来ていただけれたらと思います。ぜひお越しください!

宮田さん:イベントの詳細は「SAKAI EXPO」で公開していますので、みなさん絶対にチェックしてください!

おまり:はい!ぜったいにチェックします。今日は「左海 宝泉菓子舗(さかいほうせんかしほ)」の前田さんと堺市職員の宮田さんに「堺市と和菓子」をテーマにお話を伺いました。ありがとうございました!

前田さん&宮田さん:ありがとうございました!

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