FM大阪、TOKYO FM、FM AICHIの3局ネットでオンエア!
月替わりで全国の大学へ伺い、大学生のみなさんが取り組む活動や研究をご紹介する番組です。
DJは、シンガーソングライターの サカグチアミ が担当✨
今月は… 兵庫県神戸市にある 「神戸大学」へ!

引き続きお話を伺ったのは、
神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 修士1年 松本奈々さん☺
環境DNAという技術を使って、生物調査を行っていらっしゃいます。
松本さんの研究テーマは
「耕作放棄が小型サンショウウオに与える影響を明らかにし、保全につなげること」。
日本にすむ小型サンショウウオは全部で51種ほど知られていますが、
そのうち42種が絶滅の危険があるとして「環境省レッドリスト」に掲載されています。
これは、外来種に捕食されたり、販売目的で採集されていること、
そして生息地が開発で失われていることが原因。
日本の里山にある農業用ため池は、多くの生き物にとって貴重なすみかとなっていますが、
近年農業に携わる人が減り、高齢化も進む中で、
田んぼやため池の管理が行き届かなくなってきています。
その結果、生き物に悪影響が出ることが懸念されているんだそうです。
そこで松本さんは実際に、耕作放棄が生き物にどのような影響を与えるのかを調べられています。
調査した結果、管理が行われなくなったため池では水質が悪化し、
それが小型サンショウウオの生存に、悪い影響を与える可能性があることがわかってきたそうです。今後は研究をさらに進め、多様な生物の効果的な保全方法を提案し、
人と自然の持続可能な関係を築いていきたい、とのこと。
\ 身近な自然に関心を持つ方が増えていけば、より良い環境につながっていくと思います!/

神戸大学 大学院の松本さん、黒澤さん、1ヶ月ありがとうございました☆彡

