毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。
大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。
今月ご紹介しているのは…河内長野市!
河内長野市は大阪府の南東端に位置し、奈良県と和歌山県と接しており、北を頂点とした三角形の市域を形づくっています。大阪都心から電車で約30分。南海・近鉄と2路線が通り、便利なアクセスでありながら、雄大な自然・美しい水や空気に恵まれた「都会と自然のちょうどいいバランス」が自慢です!

おまり:今日は河内長野市で開催される「Beyond万博 inかわちながの」の企画チームでいらっしゃいますEXPO酒場 河内長野店
池垣さんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
池垣さん:よろしくお願いいたします。
おまり:2度目の登場ということで、お久しぶりです。
池垣さん:1年ぶりですよね。
おまり:またキレイになられましたね。
池垣さん:まぁそんなことを言っていただいてありがとうございます。
おまり:前回もキレイな人だなと思って、そう言った覚えがあるんですよね。
池垣さん:おまりさんにそう言っていただけるだけで…河内長野に持って帰れます。
おまり:ふふ、今日もよろしくお願いします。まずさっそくですが「Beyond万博 inかわちながの」について教えてください。
池垣さん:みなさんご存知のように大阪・関西万博が大大盛況で終わりまして、その興奮冷めやらぬうちに、そのエネルギーを河内長野に持って帰ろうというのが今回の目的です。
万博のアイデアをお借りして、河内長野駅周辺をパビリオンに見立ててしまおう、と。複数の会場で開催するイベントにしようと、思い切ったことを考えてしまいました。ほか夢洲会場で盛り上がった河内長野市の「奥河内音絵巻」をはじめ、河内長野市の多くの団体が一体となって開催いたします。
おまり:万博が終わってさみしがっている方、たくさんいるだろうから、万博に参加した人々やお店、団体が再集結するなんて…アツイですよね!
池垣さん:はい、めちゃめちゃアツいですね。
おまり:皆さんどうなんですか?「やろう!」と集まってくださったのでしょうか?
池垣さん:そうですね。河内長野市は、大阪・関西万博でたくさんの取り組みをしてきたんですね。市民の方達がたくさん参加できる企画があり、地域で活動する団体も参加するなど、万博を通してたくさんの刺激をもらいました。万博を終わったら、それで終わりではなくて、万博を通じて得たこと、そこで出会った人、また世界の国々の方からもらった感性をこれからの町づくりにどう活かすか。町のレガシーに残ったらいいなという想いから、河内長野市でアフター万博をやろうということで、みなさんが再集結することになりました。
おまり:これは万博ロスの方に朗報のイベントですよね!このイベントはメイン会場が4つあるということですが、1つずつご紹介いただけますか?
池垣さん:小さい会場はいくつかあるんですが主な会場が4つあります。まず1つ目は「西條薬局跡地」。河内長野駅の一番近くにある場所です。こちらは河内長野に縁あるアーティストがステージパフォーマンスをしたりとか、実際に夢洲で活躍した飲食店さんや市内の飲食店さんが集結してイベントをします。
おまり:これが一番駅近で、目に飛び込んでくる感じですか?
池垣さん:そうですね。ステージトラックがあって、たくさんの人たちに見ていただけるような企画を用意しています。
おまり:じゃあ2つ目は?
池垣さん:そこの会場からつながる「西昭栄通り商店街」ですね。河内長野の古き良き趣が感じられる場所です。そこで夢洲でもみなさんに好評だった歯車、風車のような緑の歯車なんですけどもそれを飾るエリアがあります。また河内長野市が誇るモノづくり集団「ワークワクワク河内長野」のワークショップブース、前年度大人気だった、商店街の通りを貸し切って大人も本気で取り組むつな引き大会、すごい盛り上がったんですけど、それを今年もやろう、と。あとはですね、河内長野市は「モックル」というゆるキャラがいるんですが、モックルに似た言葉で「モルック」ってスポーツがありますよね。ボーリングに似た、木の棒を投げる競技で、そういうのもやっちゃおうかなと。
おまり:外でやるとすごい盛り上がるんですよね。
池垣さん:らしいですね。大人も子どももできる競技ということで、モルックをやろうと。
おまり:モックルがモルックをやるかもしれない…?
池垣さん:ちゃんと投げられるのかな…(笑)。
おまり:盛り上がりそうですね。3つ目は?
池垣さま:そこからどんどん進んだ場所にある「中村池公園」です。河内長野で活躍する福祉団体による雑貨ブースや、これからを担う若手グループによる飲食ブース、DJさんが音楽をつなげてくれるということで、ここでも盛り上がりをみせるように仕掛けております。
おまり:雑貨に音楽に、楽しそうですね。で、4つ目は?
池垣さま:ここがメイン会場になると思うのですが「ラブリーホール」というコンサート会場です。こちらで去年、インテンスに出演した、河内長野市が誇る芸術・音楽家サキタハヂメさんによる、レガシー楽曲と呼んでいるんですが、なんとサキタさんが河内長野の曲を作ってしまいまして、その発表でしたりとか。4月に万博の会場「シャインハット」で芸術監督をしました「奥河内音絵巻2025」のドキュメント映像の上映、ブルキナファソっていうアフリカの国がありまして、そこと河内長野のつながりが深いんですけども、ブルキナファソ人であるベノワミロゴさんと河内音頭という、河内地方で有名な盆踊りをいっしょに踊り狂うという。実はビートが似ているということらしく、当日のお楽しみの演出があると思います。
大ホールのホワイエでは、河内長野にはなんと六十四回も万博に通った女性がいて、その方が撮り溜めた写真や動画をみなさんに見ていただこうというブースもあります。河内長野市役所の各課の取り組みをみなさんに知っていただいたり、これからウェルビーイングについての大きな取り組みもしていますので、万博の後の町につながるものというテーマで、来場者の皆さんにこれからなりたい自分ってどんなものかを付箋に書いてもらって、貼ってもらうブースもあります。現在、河内長野市に暮らすシニア世代のみなさまによる取り組みで、人生の第二の名刺、自分がこれからどんな活躍をできるのかを問う、先ほど番組のメールテーマとしてお話されていた「次のフェーズ」みたいな、そういった取り組みもしていこうかな、と。いろんな角度から楽しめる仕掛けをしておりますので、万博に行った人は、あのときの楽しさを体感してもらえるだろうし、行けなかった人もらラブリーホールに来てもらったら万博の雰囲気を知ってもらえると思います。
おまり:なるほど。先ほどお名前が挙がりましたサキタハヂメさん、番組にも来てくださいましてありがとうございました。イベントを通して、皆さんの気持ちや繋がり、河内長野市がひとつになれば素敵ですよね。
「Beyond万博 inかわちながの」は12月6日(土)朝10時から夕方4時まで、河内長野駅前周辺〜長野商店街〜中村池公園〜ラブリーホールで開催されます。こちらのイベントの詳細については「Beyond万博 inかわちながの」と検索してみてください。
▼Beyond万博 inかわちながの
https://kawachi-nagano.info/information/beyondexpo/
おまり:そろそろお時間と迫ってまいりましたので、池垣さんにとって河内長野の好きな所を教えて下さい。
池垣さん:個人的ですが、河内長野が誇る寺ヶ池という公園があるんですね。今、紅葉がめちゃくちゃキレイで、空も光も夕焼けも朝見ても、いつの時間帯を見てもキレイなんです。河内長野らしいところは、すれ違う人・お散歩している人が、知らない人でも挨拶するところも好きで、かなりおすすめなので、もし近く通られたら、ぜひ車をとめて自然を感じに来ていただけたらと思います。
おまり:寺ヶ池公園ですね。紅葉はまさに今ですか?
池垣さん:はい、めちゃめちゃキレイです。散った後も紅葉のじゅうたんがキレイで…有料級の公園です。駐車場もあります。
▼寺ヶ池公園
https://www.teragaike-park.com/
おまり:今週末にすぐにでも行きたいなと思いました。
池垣さん:ぜひぜひ、です。
おまり:では池垣さんから、最後にリスナーの皆さんへ一言お願いします。
池垣さん:私がこの河内長野万博に向けて取り組んできた理由として、EXPO酒場という活動が大きなきっかけになっています。このEXPO酒場は大阪府の共創チャレンジ企画であるdemo!expoという、万博をきっかけに、人々の目的や野望が実現するように活動するチームなんですね。私たちは河内長野も、こちらでつながった酒場メンバーと万博がはじまる前から万博に向けて機運を高めるといった取り組みをしてきました。EXPO酒場という活動を通してたくさんの出会い、万博を通してみんなが町の発展を考えて発信して、みんなで作り上げるっていう、まさに共創という貴重な体験をしました。そんな想いも含めて、これからの河内長野の新しいあり方を次世代にも伝えたいと思っています。
この日12月6日は、万博を振り返りつつ、もう一度楽しめる日でもあるんですが、これからの町の未来へ期待を感じていただける1日になったらいいなと思っていますので、皆さんぜひ河内長野市に遊びに来てください。
おまり:池垣さんの河内長野愛をひしひしと伝わってきました。今日は「Beyond万博 inかわちながの」の企画チームであるEXPO酒場 河内長野店 池垣さんにお話をお伺いしました。池垣さん、ありがとうございました。
池垣さん:ありがとうございました。
