毎週月曜は「オオサカ マンスリージャーニー」と題して大阪府内の市町村をピックアップし、街の魅力をたっぷりお届けしています。
さて、今月ご紹介するのは・・・摂津市!
摂津市は、大阪府北部の淀川右岸に位置する人口約8万6千人、面積14.87k㎡の平坦で小さな街。大阪の中心部から約12kmの距離にあり、JRと阪急電鉄京都線、大阪モノレール線が走り、通勤通学に便利な場所にあります。

おまり:今日も、先週ご紹介した「せっつキッズファクトリー」について深掘りしていきたいと思います。今日お話を聞かせてくださるのは摂津市商工会の白谷さん、そして株式会社アサヒ工作所の谷川さんにお話を伺っていきたいと思います。お二方よろしくお願いいたします。
白谷さん:摂津市商工会の白谷です。よろしくお願いします。
谷川さん:株式会社アサヒ工作所の谷川です。よろしくお願いします。
おまり:摂津市は「ものづくりのまち」とも呼ばれており、多くの中小企業が集積する「産業のまち」でもあります。そんな摂津市が「ものづくりのまち」を盛り上げるために行っているのが「せっつキッズファクトリー」というイベントです。その「せっつキッズファクトリー」というイベントを盛り上げるために参加した株式会社アサヒ工作所・摂津市商工会の取り組みについてお話を伺っていきます。まず、それぞれの会社・団体のご紹介をお願いできますか?
谷川さん:アサヒ工作所 代表取締役の谷川です。アサヒ工作所はプラスチックの加工業を行っています。プラスチックでも特殊な材料の熱硬化性樹脂を扱っているので、一般の方は中々見る機会が少ない材料の加工屋です。
白谷さん:摂津市商工会の白谷です。摂津市商工会では、地域の中小企業や個人事業主を支え、まちを元気にするサポーターのような役割を担っています。主に事業者の相談窓口、セミナーの開催、地域経済を活性化するイベントや事業の運営、国や自治体と事業者をつなぐ役割、要は地域の将来を支える仕事を行っています。普段はあまり意識していませんが、まちの元気を下支えしている存在だと思っています。
おまり:なるほど、心強いサポーターですね。今回開催された「せっつキッズファクトリー」ではアサヒ工作所ではどのような事を行ったんですか?
谷川さん:アサヒ工作所では会社見学をしていただき、機械を使ってアクリル板を飛行機型に抜いてもらって、それを組み立ててもらったり、そのほかの体験では万華鏡作り・割りばし鉄砲作り・消臭ビーズを使ってオリジナルボトル作り・大阪万博で人気だったキーホルダー作りをしてもらいました。工場外では、モルックやパターゴルフをしてもらい、フードマルシェでは地元の野菜農家さん・パン屋さんにも協力していただき、ベビーカステラの販売もしました。
おまり:アサヒ工作所さんだけで、これだけやられたんですか?
谷川さん:そうです。
おまり:盛りだくさんですね。
谷川さん:従業員ががんばってくれたので、うまくいきました。
おまり:今、お話いただいた万華鏡作り・割りばし鉄砲作り・消臭ビーズを使ってオリジナルボトル作り、ぜんぶ今日持ってきていただき、今目の前にあるんですが、これは子どもたちは喜びますよね。
谷川さん:そうですね。万華鏡はとくに喜んでもらえました。
おまり:万華鏡って簡単につくれるものでしたっけ?
谷川さん:たぶん(笑)。
おまり:家に持ち買ってからもうれしいですよね。イベントを開催したことによって、参加者のみなさんからどのような声がありましたか?
谷川さん:普段中々入れない工場に入って色々見学できる機会はないので、工場見学はとても喜んでいただけました。あとは「日本の技術力の底力を見せてもらいました」という言葉もいただいて、中でも1番多かったのは、楽しくて良いイベントでしたと言っていただけました。
おまり:確かにプラスチックを作っているところは、ふだん中々見れることはないし、自分事として捉えられなかった子どもたちも、こうやってイベントを開催してもらうことで近づけるというか、理解が深まりますよね。
白谷さんは、イベントの参加者の方から、どういうお声を聞きましたか?
白谷さん:イベントは約2560名に来ていただきました。アンケートを取らせていただいところ「普段入れない工場を見学できて、子どもも大人も楽しむことができ、クレーンや溶接など日本の技術の凄さを感じた」という感想をいただきました。また、ワークショップやキッチンカー、プレゼントもいろいろ用意させていただいたので、子どもたちは大満足で「摂津市の企業の魅力を知る良い機会になり、来年もぜひ参加したい」といった声をたくさん聞くことができました
おまり:このイベントを通じて今後のキャリア教育について、どのように感じましたか?
白谷さん:そうですね。実際の現場を見て、働く大人の姿やものづくりの技術に触れることで、仕事を身近に感じていただいて、将来の選択肢を広げるきっかけになります。学校の授業だけでは得られない体験を通して、「働くこと」への興味や憧れ、自らが学ぶ意欲につながる点で、今後のキャリア教育に大きく役立つイベントだと思います。
谷川さん:このイベントを通じて摂津市にあるモノ作りの会社を知ってもらい、モノ作りの面白さ、楽しさを少しでも肌で感じてもらえたらいいなと思っています。
1年目は5社・2年目は11社、3年目4年目と続けていって、参加企業もモノづくりの会社だけではなく、多種多様な企業がいっぱい集まれたらいいなと個人的には思っています。それで子どもが我々の会社を将来の選択肢の1つに入れてもらえたら大変うれしいですね。
おまり:アサヒ工作所さんは万博にも出展したそうですね。このクリアカラーのキーホルダーが万博に関係あるんですか?

谷川さん:それは大阪府の形をしていて、丸いのが大屋根リングです。
おまり:すごい素敵。おしゃれです。「OSAKA2025」って書いています。
谷川さん;わかりやすい材料で何がいいかなと考えたとき、アクリルにしました。一生に一度あるかないかのイベントなので、私自身は万博を体験するのは2回目なんですけどね。ただ外国の方がもっと来てくれたらうれしかったですね。
おまり:海外の方はそんなにお見えにならなかったんですか?
谷川さん:場所的に離れていたから、わからなかったのかもしれないですね。
おまり:せっかくだったら、海外の方にも日本のモノづくりの現場をもっと知っていただきたかったですね。その万博のブースで、このアクリルキーホルダーが作れたんですか?
谷川さん:これはプレゼントとしてお渡ししていました。
おまり:なるほど。そうだったんですね。そしたら海外の方向けのアプローチが、今後の「オープンファクトリー」の課題の一つにもなるんですかね?
谷川さん:「オープンファクトリー」は、海外の人というより地元の親子に知ってもらえたらと思います。
おまり:そうですね。「せっつキッズファクトリー」は、いろんな子どもたちが、摂津市ではこんなものを作っているんだ、こんなところで働いているんだって知れる、素敵なイベントですね。では、今後どのような街にしていきたいか、それぞれ教えていただけますか?
谷川さん:摂津市長がものすごく前向きな方で、工業地区・農業地区を大事に考えていて、人の住み良い街づくりを目指しているところに刺激を受けています。パーフェクトは中々ないと思いますが、少しずつでもより良い街づくりに取り組んでいるところが、自分にとっては摂津市の好きな部分です。
白谷さん:「オープンファクトリー」をやらせてもらって、ひとつは教育ですね。キャリア教育推進をどんどん進めていける市にしていきたいです。私は企業のみなさんとつながっていますので、学校現場と企業のみなさんをおつなぎし、橋渡しをすることで地域活性につながっていくんじゃないかな、と。特に教育というテーマは、みなさんがつながりを持ちやすいので、教育を通じて人をつなぎ、地域活性化して摂津市が発展に結び付けたいなと思っています。
おまり:素晴らしいです。では最後に白谷さん・谷川さんからリスナーの皆さんへ一言お願いします。
白谷さん:知れば知るほど面白い摂津市。今年は市政60周年になります。11月開催予定のパワーアップした「せっつキッズファクトリー」に来ていただき、摂津市の新たな魅力を、見つけてみてください!お待ちしております。
谷川さん:北摂地域にある摂津市では、秋に「せっつキッズファクトリー」というイベントをしていますので、近隣地区の方だけでなく、遠方の地区からでもどうぞ遊びに来て下さい。モノ作りの楽しさを体験していただき、いつか一緒に働けたら大変うれしいなと思っております。よろしくお願いします。
おまり:本当に摂津の子どもたちがうらやましい。私も子どもたちにはそういう経験をたくさんしていって欲しいなと思いますので、ぜひ遠方からも足を運んでみてください。今日は、摂津市で行われている「せっつキッズファクトリー」について摂津市商工会の白谷さん、株式会社アサヒ工作所の谷川さんにお話をお伺いました。ありがとうございました!
白谷さん&谷川さん:ありがとうございました。