画像: 第20番札所「西山 善峯寺」をご紹介しました

今週のテーマは「天然記念物」ということで、「善峯寺」の”遊龍の松”をご紹介しました。
樹齢600年以上の立派な松で、かつては枝が54mも伸びでいたそう。
ですが、平成6年に虫食いの被害にあってしまい、それでも37mの枝を伸ばしています。

善峯寺は応仁の乱で大部分を焼失してしまったんですが、江戸時代に第5代将軍 徳川綱吉の
生母である桂昌院によって再建されました。実は桂昌院、京都の八百屋さんに生まれ、
やがて江戸城に入り、第3代将軍家光に気に入られて綱吉を生んだのだそうです。
このシンデレラストーリーが有名となって、桂昌院の幼少期の名前”お玉”の名前から
”玉の輿にのる”という言葉ができたと言われています。桂昌院を出世に導いたのが、
薬師堂の”出世薬師如来”。玉の輿や出世開運のご利益があるといわれていますよ。

約3万坪の境内は回遊式庭園のようになっているので、お堂をめぐりながら四季折々の花が
楽しめます。
桂昌院お手植えのしだれ桜は、JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」で有名になりました。
また、善峯寺にはたくさんの文化財があり、4月~6月の土・日・祝(4月15日までは毎日)には
文殊寺宝館にて公開されます。現在修復中の阿弥陀堂のご本尊も展示されますよ。

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