▶映画「スパイナル・タップ」

今回は、明日から公開となる映画「スパイナル・タップ」をご紹介します。

「スパイナル・タップ」は、1960年代にデビューし、一斉を風靡したイギリスのロックバンド。
時代と共に音楽性を変化させながら、1980年代には、その時代の最先端である「ハードロック」に行き着いていた。

アルバムリリースが決定し、大々的なアメリカツアーをおこなうことになった彼らに、大ファンでもある映画監督マーティーが密着することを決意。
バンドの結成秘話やメンバーの苦悩、さまざまなトラブルなど、ファン必見のエピソードの数々が、生々しく、そして鮮明に映し出されていく・・・

ということで、アメリカでは1984年に公開されたこの映画「スパイナル・タップ」は、2003年に発表された「カルト・ムービー・トップ50」や、2005年の「歴代ロック映画トップ10」、そして「ロックンロール映画オールタイムベスト100」にも選ばれるなど、知る人ぞ知る作品なんです。

ここまで聞くと、硬派なドキュメンタリー映画だと思われるかもしれませんが、これ全部、フィクションなんです。
もちろん、「スパイナル・タップ」なんていうバンドも存在しないんです。

とはいえ、これが細部まで作り込まれた設定や、当時の「ロックバンドあるある」、さらには、当時、隆盛を極めていたハードロックやヘヴィ・メタルの文化や音楽を風刺した点が人気となり、アメリカのロックミュージシャンでこの映画を知らない人はいないとまで言われているんです。

しかも、この作品の監督は、「スタンド・バイ・ミー」や、「ミザリー」で知られるロブ・ライナーの、しかも初監督作品ということもあって、カルト的な人気を誇っている作品でもあります。

当時の音楽的な背景や、ハードロックやメタルが好きだという人たちはもちろん、すべてのロック好きなら「あれ、このエピソードってあのバンド?」と思えるような、クスッとくるシーンやエピソード満載です。

洋楽好きに限らず、ロック好き、カルト映画好き、さらには、ニヤッとするのが好きな人まで、ぜひ、劇場でお楽しみください。

映画「スパイナル・タップ」は、明日6/23(土)から、シネマート心斎橋と元町映画館で公開されます。
また、京都の出町座でも順次、公開される予定です。

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