今週は兵庫県姫路市に位置する第27番札所「書寫山 圓教寺」をご紹介しました。
圓教寺は、966年に性空上人が不思議な雲に導かれ、山岳信仰の道場として有名だった
書寫山に入り草庵を結んだことが始まりと伝えられています。

970年に崖の上に生えている桜の生木に、ご本尊の如意輪観音像を刻まれました。
本尊を囲むように建物を建てたため、摩尼殿は舞台造りになったとされています。
ご本尊は六臂如意輪観世音菩薩(秘仏)で、毎年1月18日にご開帳されますよ。

花山法皇は、圓教寺へ二度も行幸されています。
一度目は986年。3年足らずで陰謀により退位させられた花山法皇は、
山科の元慶寺で出家された後、わずか十数人の従者を従えて、書写山にて
性空上人にご対面になりました。この時、性空上人が、長谷寺の徳道上人が
広めようとした観音信仰を伝えたとされています。
その後、1002年の二度目の行幸までの16年の間に、徳道上人が埋納したと
される宝印を中山寺で見つけ、霊場を巡拝されています。
圓教寺は、たいへん大きな境内で「西の比叡山」とも呼ばれています。
本尊のいらっしゃる摩尼殿から奥へ進むと、大講堂・食堂・常行堂(いずれ
も国の重要文化財)がコの字型に並ぶ“三之堂”に。映画『ラストサムライ』
や大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケ地としても有名ですよ。
三之堂からさらに奥に進むと、奥之院があります。性空上人を祀る開山堂があり、
厨子に収められた等身大の性空上人坐像には、本人の真骨が納められているそう。

六臂如意輪観世音菩薩のご真言は、「おん ばらだ はどめい うん」。
ぜひ、ご真言を唱えて遥拝してください。

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