画像: 第12番札所「岩間山 正法寺」をご紹介しました

養老6年(722年)に創建された「岩間山 正法寺」は、滋賀県大津市と京都府宇治市の県境にある標高443メートルの「岩間山」の山頂付近にあり「岩間寺」の名前で親しまれています。
元正天皇の病気を法力で治した泰澄大師が、霊地を探していたところ、岩間山の桂の大木から千手陀羅尼を感得。泰澄大師がその霊木で千手観音像を刻み、その胎内に、元正天皇の念持仏だった小さな千手観音像を納めて、ご本尊として祀ったことが始まりだそうです。

ご本尊は「汗かき観音さん」とも呼ばれ、毎晩お厨子を抜け出し、地獄を駆け巡って苦しむ人々を救済し、朝になって岩間寺へ戻られた時には汗びっしょりになられていたという逸話が残っています。また、お寺の伽藍を建てているときに、何度も落ちる雷に困り果てた泰澄大師が法力で雷神を封じ込めたことから、雷除けの観音様としても信仰されていますよ。毎年、4月17日には雷除け法要が行われています。

毎月17日の観音様のご縁日には、JR・京阪石山駅から岩間寺までシャトルバスが運行されています。帰りの石山駅行のシャトルバスは、第13番札所の「石山寺」前でも下車できるので、続けて
お参りしたいという方にもおすすめ。運行予定は毎月変わりますので、岩間寺のWEBサイトにて、ご確認ください。なお、新型コロナウィルス拡散状況により、運行中止の場合があります。

千手観世音菩薩のご真言「おん ばざら たらま きりく」

This article is a sponsored article by
''.