画像: 第4番札所「槇尾山 施福寺」をご紹介しました

大阪府和泉市にある「槇尾山 施福寺」が創建されたのは6世紀、仏教が日本に伝来してすぐのころです。国の重要文化財となっている『槇尾山大縁起』によると、欽明天皇の勅願により、兵庫県の加古川にゆかりのある行満上人が弥勒菩薩を本尊として開創されました。

お寺のご本尊は、行満上人が祀った弥勒菩薩ですが、その後、706年に高僧 行基が修業し、文殊菩薩像を安置。そして、771年に行基の弟子、法海上人が、十一面千手観音像を祀り、札所の本尊となったそうです。もともとは秘仏でしたが、2015年からは常時開帳されています。

標高601mの槇尾山の中腹にある施福寺は、西国巡礼のなかでも、かなりの難所とされています。
花山法皇が巡礼されたときに、深い山で迷ってしまい、施福寺にはたどり着けないと思っていると、どこからともなく馬のいななきが聞こえてきたそう。それを頼りに施福寺へ無事たどり着くことができたという伝説もあり、花山法皇の足守とされる馬頭観世音菩薩も祀られています。

十一面千手千眼観世音菩薩のご真言 :『おんばざら だるま きりく』

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