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各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は、奈良県北葛城郡にあります畿央大学におじゃましています!
お話を伺うのは…先週に引き続き
畿央大学博士後期課程2年次 井川祐樹さんです。
今回は、研究への取り組み方についてお聞きしました!

理学療法士としてお仕事をされながら、
大学に通って研究もされていらっしゃるということですが、
どのような研究をされていらっしゃるんですか?

僕が主に研究をしているのは“脳卒中後疼痛について”です。
脳卒中を起こすと、痛みや感覚、運動の信号を伝える神経が損傷されてしまいます。
これによって、痛みや感覚を伝える神経が障害されてしまうと、
本来感じるはずのない不快な痛みやしびれなどの、
“感覚障害”が起こる場合があります。その原因を探る研究です。

なぜ、この分野の研究をされようと思ったんですか?

僕が実際に理学療法士をして働く中で、多くの患者さんを見ているのですが、
脳卒中の患者さんに対するリハビリでは主に運動まひの症状や
その影響によって生じる日常生活動作に対してリハビリを行うことが多く、
脳卒中で生じる痛みに関しては、まだ原因や治療・リハビリの根拠が不十分なまま、
リハビリを行っているという問題があります。

患者さんにとっては“痛み”というものは運動麻痺などの経験よりも、
これまでに多く経験されている部分なので、日常生活でもより強く痛みを訴える方が多いです。
その痛みによる苦痛や不快感・感覚障害を少しでも軽減できるように努めていきたいと思ったのが
きっかけです。
痛みの原因に関わるものが少しでもわかれば、こういった方に対しより良いリハビリや、
アドバイスを届けることができるのではないか、と考えこの分野を研究しています。

では最後に、今後、この研究や、
理学療法士のお仕事を通しての目標を教えてください。

自分の取り組んでいる“脳卒中後の痛み”に関して、さらなる追究に努め、
病院の現場や在宅生活の中で悩んでおられる方へ還元できるように取り組んでいきたいです。
そして、痛みの悩まれている方々に分け隔てなくある一定の根拠に基づいた
治療・リハビリが行えるように確立できていければと思っています。
脳卒中の後、原因のわからない痛みやしびれを感じる方は非常に多いです。
病気だからと我慢せずに病院や専門医に診断をしてもらってください。
私たちが少しでもあなたの力になります。

画像2: 2/12(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

井川さん、2週間にわたってありがとうございました!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式ツイッターでアップされています

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。

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