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各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は、京都市山科区にあります
「京都橘大学」におじゃましています!
お話を伺うのは、先週に引き続き
京都橘大学大学院健康科学研究科
博士前期課程 1年 藤川 翔也 さんです。

画像1: 6/25(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

藤川さんは、理学療法士として働きながら大学院で
研究もなさっているとのことですが、
どういった研究に取り組まれているのでしょうか?

僕は、「脳の働きを可視化する簡易的評価指標」の研究をおこなっています。
“人の複雑な運動を制御する脳の働き”は、
加齢に伴い正常に機能することが難しくなることがわかっています。
ですが、この働きが、高齢者の運動能力の低下に、
直接関係しているかは未だ解明されていないんです。

つまり、脳の衰えが身体の衰えにつながるのかどうかは、わかっていません。
最近では、この脳の働きを評価する方法として、手指の運動が注目されています。

そこで、僕はマクセルが開発された磁気センサ型指タッピング装置を使った
“人の複雑な運動を制御する脳の働き”を評価する研究をおこなっています。

そして、この指タッピングを私山本 瑠香も体験させていただきました。

画像2: 6/25(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」
画像3: 6/25(日)「マクセル meets カレッジナレッジ」

今回、山本さんに体験していただいた“アンチフェーズ課題”とは、
左右の指で交互にタッピングする運動になります。
これを測定する事で「指を動かした距離」や「タッピングのリズム感」
「左右の運動のずれ」を評価することができます。

山本さんの場合リズム感やタイミングもバッチリ でした。
なので、右手のタッピングを制御する左の脳の働きと、
左手のタッピングを制御する右の脳の働きが上手く
切り替えられていることが分かります。

なるほど、それで左右の運動のずれだったり、リズム感が分かるんですね。

現在はまだ解析の途中ですが、この方法で大学生と高齢者を比較して、
“複雑な運動を制御 する脳の働き”には、
やはり年齢による大きな違いがある結果が得られています。
また今後は脳波 を使用して脳の活動も実際に測定する予定です。

こちらを用いて高齢者の運動能力との関係性を解明できれば、
今まで評価することの難しかった“人の複雑な運動を制御する脳の働き”を簡単に評価し、
高齢者の健康状態の把握や予防などに応用できると考えています。

感覚的で数値にしづらい脳の働きが評価できれば、
患者さんや高齢者の方のリハビリや予防に役立ちそうですね。
藤川さん、2週間にわたってありがとうございました!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式ツイッターでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます

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