各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」

今月は、大阪府堺市にあります
「大阪公立大学 中百舌鳥キャンパス」
におじゃましています!
お話を伺うのは…先週に引き続き
大阪公立大学 生命環境科学域 理学類 生物科学課程
3年 勝見太一さんです。
人と自然との関わりについて考える“里環境の会 OMU”部長を務めています。

“里環境の会 OMU”通称「さとかん」では、
学内のビオトープ活動に力を入れているそうですね。

キャンパス全体をビオトープ化、
つまり生物の生息する環境にしていこうという活動です。
緑地や池などの豊かな自然環境を有する大学キャンパスにおいて、
生物や水質のモニタリング調査を行なっています。

身近な自然の魅力を知るだけでなく、キャンパスの自然の現状を把握し、
よりよいキャンパス整備に活かす基礎資料となっています。
特に「チョウのルートセンサス」「水質調査」「ショウブ池保全活動」
「キャンパス内の生息生物の調査」などを行なっています。

今回は、中百舌鳥キャンパスにお邪魔させていただいていますが、
本当に自然が豊かですよね。どんな生き物が生息しているんですか?

例えば、教室の横の緑地でカブトムシやクワガタが取れたり、
アナグマ、イタチ、ヘビやカルガモなど、多種多様な生物が生息しています。
カルガモなんかは毎年ひなが生まれてキャンパス内の池を泳いでいます!
こういった記録を、十年以上代々記録し続けています。

歴史ある部活なんですね。
過去の記録と比べてわかることはありますか?

昔はよく見つかっていた希少種が全く見られなくなったり、
ウシガエルやアメリカザリガニなどの 外来種が増えたりと、よくないことも多いです。
しかし、今まで大学では見られたことがなかった希少種が初めて確認されたりと、
良いこともあります。日本固有の種を残すためにも、しっかりと環境を守っていきたいです。

自然環境を考える上で外来種の問題は避けては通れません。
こういった記録を残すことも、大切な役割ですね。
それでは最後に、勝見さんの今後の目標を教えてください。

私の大好きな生物多様性の研究を通して生物の保全や、
環境問題解決の手助けができたらなと思います。
一生生き物に関わって生きていけたら嬉しいです。

勝見さん、戸谷さん1ヶ月間ありがとうございました!

番組の情報や収録の模様は、
カレナレ公式ツイッターでアップされています!

今週の放送はradikoタイムフリーでも聴くことができます。

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