各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、京都市北区にあります
「京都産業大学」におじゃましています。
お話を伺うのは…
京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 4 年次
二塚 香美さんです。

二塚さんは、どのような研究に取り組まれているのですか?
環境保全からまちづくりまで、さまざまな社会課題の解決に向けた活動、
研究を行う研究室に所属して大きく“自然環境”にまつわる研究に取り組んでいます。
山本さんは、“グリーンインフラ”という言葉はご存じですか?
“グリーンインフラ”ですか?
わかりません。どういった意味なのですか?
“グリーンインフラ”自然環境の機能を防災や経済活性化につなげ、
社会を支えるインフラとして活用しようという考え方のことです。
例えば、京都では“雨庭”と呼ばれる地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく
一時的に貯留し、ゆっくりと地中に浸透させる構造を持った植栽空間が多く設置されています。
アスファルトなどに覆われた都市空間では、地上に降った雨はほとんど地中に浸み込むことなく
排水されていきます。
雨庭は、道路上に溢れる雨水を一時的に溜めることで氾濫を抑制することができます。
また、修景・緑化、水質浄化、ヒートアイランド現象の緩和などの効果も期待されています。
街中の自然にはそんな理由があったのですね!
これはあくまで一部ですが、こういった自然環境を活用した
取り組み“グリーンインフラ”などについて研究しています。

身近な自然環境が失われる姿を見たからこそ、興味を持たれたんですね。
さて、今日はここまでです。
来週も引き続き、二塚さんからお話を伺います。