各大学の未来に
繋がる取り組みを紹介する番組
「マクセル meets カレッジナレッジ」
今月は、京都市北区にあります
「京都産業大学」におじゃましています。
お話を伺うのは…先週に引き続き
京都産業大学 経営学部 マネジメント学科4 年
中岡 優人さんです。
環境に配慮した商品を販売するカフェ「=S cafe」
を運営しています。

今回は、中岡さんが「=S cafe」で販売されている商品には、
温室効果ガスの排出が少ないとされる“昆虫食”の商品もあるそうですね。
そうなんです。コオロギの粉末を使用した
「クリケットスコーン」という商品です。
そのままコオロギを食べる、
というのは抵抗があるかもしれませんが、
こちらは完全にパウダー状になっているので、
外見はシンプルなスコーンです。
実は、今日はこちらご用意したので、
よければ食べてみてください!
こちら見た目は、一般的なスコーンで、
片手で持てるサイズ感で可愛いです。
上にチョコチップが乗っていて、
茶色の部分がコオロギなんですね
味も美味しいですー!すごいサクサクしていて、
コオロギをあまり感じないですね!
エビのような香ばしさを感じました。

味としては、甲殻類の旨味と、
秋の乾燥した草原を藪漕ぎした香りがすると思います。
お客様の面白い反応を紹介します。
この「クリケットスコーン」は5ミリ四方の黒いかたまりが
あると思うのですが、お客様はそれがコオロギだと思うらしく、
虫なんて絶対に嫌と拒絶反応を示す方がいらっしゃいます。
本当は、チョコレートなんですけどね。
この反応から分かる通り、昆虫食は嫌悪感が先行し
ビジネスとしては、まだ難しいです。
ただ、このまま地球温暖化が進行すると
現在の作物が熱で育たなくなると言われています。
その上世界的には人口は増加傾向で
近い将来"食物危機"になる可能性があります。
そこで、肉や大豆といったタンパク源の第3の選択肢として、
生み出されたのが昆虫食です。
事実環境負荷も比較的少なく、100 g あたりの栄養価は肉よりも効率がいい
スーパーフードです✨
ある意味昆虫食は未来の食べ物かもしれませんね。
こういった環境問題を誰もが当たり前に知っていて、
当たり前に取り組んでいる、そんな世界に少しでも近づくといいですね。
中岡さん、2 週間にわたってありがとうございました!