毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

DJの”おまり”こと三浦茉莉が大阪府の各市町村を現地取材したり、市町村の方から教えてもらったりしながら、街の隠れた魅力を発信します!

10月にご紹介するのは田尻町。

画像1: 10月23日(月)マンスリージャーニー@田尻町④

田尻町は大阪府南部に位置し、泉佐野市と泉南市に接していて、コンパクトな町ながら沖合およそ5キロメートルには、関西国際空港が立地しています。

画像2: 10月23日(月)マンスリージャーニー@田尻町④

10月4週目となる今日は泉州黄玉ねぎを紹介します。

今回は服部Pがたまねぎ発祥の地協議会・会長の〆野仁美さんと、田尻町事業部産業振興課長の加藤寛昭さんにインタビュー。

田尻町をはじめとする泉州は、西日本の『玉ねぎ』の発祥の地。

玉ねぎの産地といえば、北海道のイメージがありますが、西日本で玉ねぎ栽培を広めたのは泉州だと言われています。

画像3: 10月23日(月)マンスリージャーニー@田尻町④
画像4: 10月23日(月)マンスリージャーニー@田尻町④

玉ねぎ栽培に関する説は諸説ありますが、その一説が春日神社のそばに建つ「泉州玉葱栽培の祖碑」に由来が記されています。

なんでも明治時代、田尻町吉見に住む今井氏、大門氏、道浦氏の3名が坂口邸(現・岸和田市)でに植えられていた玉ねぎを見て興味を持ち、試作をスタート。

気候や土壌の違いから玉ねぎ栽培は難航、せっかく作っても売れない日々でしたが、あるとき流行り病に玉ねぎが効くというウワサが流れ、瞬く間に大ヒットしたそうです。

田尻町界隈では、吉見早生や今井早生という品種が盛んに栽培されていましたが、いったん玉ねぎ栽培が途絶える時期がありました。

でも2006年、地元農家で吉見早生のタネが20年の時を経て発見されたのをきっかけに、幻の品種が復活!毎年5月に先週紹介した田尻漁港の日曜朝市で『泉州黄たまねぎ祭』を開催し、そこで玉ねぎを抽選販売しています。

泉州黄玉ねぎは作付け面積が少なく、現状は年に1回この『泉州黄たまねぎ祭』、もしくはふるさと納税の返礼品でしかゲットできないそうです。来年は5月19日にお祭りを開催、4月下旬に抽選販売の申し込みを行う予定だそうですよ。

画像5: 10月23日(月)マンスリージャーニー@田尻町④

なかなか手に入らない泉州の黄玉ねぎ、平べったい形が特徴でやわらかくて瑞々しく、新玉ねぎのような味わいだそうです。

特別に「泉州黄玉ねぎおつまみのタレ」をいただいたのですが、吉見早生をたっぷり使ったゴマベースのタレは、ドレッシングにも肉と絡めてもおいしい万能調味料でした。気になる方はぜひ来年の『泉州黄たまねぎ祭』へ行くのをお忘れなく!

来週10月30日(月)は、田尻町の教育についてご紹介します。お子さんをお持ちで移住に興味がある方、必聴です。お楽しみに。

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