「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・
「梨の豆乳クラフティ」です!

画像: 11月1日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

11月の薬膳のおはなしと食材について

11月にはいれば、朝晩が急に冷え込むようになったり、
北国のほうでは霜が降りたり、初雪の便りも耳にするようになります。
暦の上でも「立冬」を迎え、いよいよ冬到来という時期です。
特に今年はついこの前まで暑い暑いと言っていたのに、気づけば秋を通り越して
あっという間に冬支度をしなければならなくて、
まだまだ体が追いつかないという方も多いのではないでしょうか。
1日のなかの寒暖差もはげしく、空気が乾燥しているので、
体調を崩しやすい方も多いかもしれません。

乾燥した冷たい空気を吸い込むことで、肺に負担がかかりやすく、
咳やのどの痛み、鼻水など呼吸器系のトラブルを起こしやすい時期でもあります。
寒さに順応するためには、エネルギーばかりか血液や潤いを消耗するため、
貧血気味の方なども特に気をつけたいところです。
深まる秋の養生のポイントとしては、「しっかり食べて、しっかりと寝る!」ことです。
食事でしっかりとエネルギーと潤いを補給して、たっぷりの睡眠をとるように心がけてください。

秋に旬を迎える食材には、渇きをとめて呼吸器や粘膜を潤す食材が多いので、
これを積極的にとり入れてみてください。
果物の梨、柿、りんご、ぶどう、いちじく、はまさにそうです。
それに豆腐や豆乳、れんこん、レモン、ナッツ類もおすすめです。
エネルギーの補給には、さんま、鮭、さばなどの魚介類、
里芋、さつまいも、山芋などのイモ類やきのこ類をとり入れてください。

そして風邪をひいたとき、のどが痛かったり咳が出たりするときには、
ぜひ柿や梨を食べてください。
これらは体の熱を冷ます性質があるので、熱っぽいときにもぴったりで、
のどの痛みや炎症を鎮め、咳を止めるはたらきもあります。

今回のレシピは、そんな梨をつかって、
さらに豆乳の潤いをプラスした簡単デザート「クラフティ」です。

胃腸や体が冷えやすいかたには、生の果物だとすこし食べにくかったりしますが、
加熱した梨だとじゅわっと体を潤してくれる感じがします。
今回のレシピ、梨のかわりに柿やりんご、いちじくに変えてもとてもおいしいので、
お好みに合わせていろいろとアレンジしてみてくださいね。 

果物の甘みをいかして、素朴な甘さに仕上げてあります。
温かいままでも、冷やしてもおいしいデザートです。

「梨の豆乳クラフティ」の作り方♪

「梨の豆乳クラフティ」
【材料; 2人分】(約26×16㎝の耐熱容器1つ分)
梨…1個(大きいものなら半分)
豆乳(無調整)…300ml
卵…2個
砂糖…60g
薄力粉(米粉でも)…50g

画像: 「梨の豆乳クラフティ」の作り方♪

【作り方】
① 梨は皮をむいて種を取り除き、食べやすい大きさに切る。
② ボウルに卵、砂糖、豆乳を入れ、泡だて器で静かに混ぜる。
③ ザルなどで薄力粉をふるい入れ、ダマがなくなる程度に混ぜ合わせる。
④ 耐熱容器に梨を並べ、③の生地を流し入れる。
⑤ 170℃に予熱したオーブンで30~40分焼く。

【ポイント!】
◎焼き上がりすぐの温かいままだとふんわりスフレのような食感、
 粗熱がとれてから冷蔵庫で冷やせばプリンのようにしっとりとした食感になり、
 どちらもおいしいです。
◎卵液を泡立てると気泡がはいり、滑らかな食感にならないので、
 なるべく静かに混ぜ合わせるのがおすすめです。
◎焼き時間は、耐熱容器の大きさにより焼き上がりの状態をみて調整してください。
◎小さめのココットなどで1人ずつ焼く場合は、焼き時間を15~20分にしてみてください。
◎仕上がりにお好みで粉砂糖やシナモンパウダーを振ると、おもてなし感がアップします。

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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