「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・
「黒ごま鶏みそハンバーグ」です!

画像: 12月6日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

12月の薬膳のおはなしと食材について

12月に入り、いよいよ本格的な冬が来たのを感じるように、
朝晩しっかりと冷え込むようになってきましたよね。

今週は、二十四節気でいうところの「大雪」という時期にはいり、
大気中の「陽」の気がぐんと減り、代わりに「陰」の気が増える頃となります。

体を動かすエネルギーというのは「陽」の気なのですが、
それが減るとおのずと気分も落ち込みがちになってしまったりします。
寒さによって体が緊張してこわばったり、心がふさぎがちになったり。。

動物や虫が冬のあいだは冬眠するように、
自然界の環境に大きく影響を受けるわたしたちの体も、
エネルギーが不足気味になりやすいので、休息が必要な時期なのです。

とは言え、わたしたちには師走ならではの忙しさも重なり、
がんばりすぎて疲れがたまりやすくなってしまうかたも多いのではないでしょうか。
この時期は、温かいお風呂にゆっくり浸かったり、10分でも早く寝ることや、
いつもより少しでも多く休養することを心がけてみてくださいね。

それから、中医学で冬は「腎」という臓器が弱る季節と言われています。
「腎」というのはいわゆる腎臓のことだけではなく、
わたしたちが生まれながらにして持っているエネルギーを蓄えられているとされる、
「生命の源」とも言われている場所のことをいいます。
体の成長や発育などの大切な役目をはたしていて、
白髪・足腰の衰え・老化などにも密接に関りがある臓器です。

その「腎」をいたわる食材というのは、黒い食材と言われています。
黒豆・黒ごま・黒きくらげ・しいたけなど。
あと、ひじき・昆布・わかめなどの海藻類や貝類・えびなどの海のものも
「腎」の機能を高めると言われているので、
これらの食材を日ごろから少し意識的にとるようにするのがおすすめです。

今月のレシピである「黒ごま鶏みそハンバーグ」には、
エネルギーを補っておなかを温めるはたらきのある鶏肉をベースに、
黒い食材であるしいたけと黒ごま、
寒気を飛ばすはたらきのある白ねぎと生姜を使い、
味付けのポイントにはお味噌を使い、
血液の循環をよくして、胃腸のはたらきを高める!という
薬膳が盛り込まれています。

栄養満点ながらも、お子さまからお年寄りまで食べてもらいやすい一品です。

「黒ごま鶏みそハンバーグ」の作り方♪

「黒ごま鶏みそハンバーグ」【材料; 2人分】
鶏ひき肉...200g
白ねぎ...1/2本
生姜...1片
干ししいたけ...1枚
絹ごし豆腐...100g
みそ...大さじ1.5
黒ごま...小さじ2
片栗粉...大さじ1

画像: 「黒ごま鶏みそハンバーグ」の作り方♪

【作り方】
① 長ねぎと生姜はみじん切り、干ししいたけは水で戻してみじん切りにする。
② ボウルに鶏ひき肉、1の材料、絹ごし豆腐、みそ、黒ごま、
  片栗粉を入れしっかりと混ぜ合わせる。
  食べやすい大きさの小判型に成形します。
③ フライパンに植物油を入れて中火で熱し、
  2を並べ入れ片面に焼き色がつけば裏返し、
  蓋をしてから弱火にして約8分焼いたら取り出す。
④ 器にハンバーグを盛り付けてお好みの野菜を添える。

【ポイント!】
◎鶏ひき肉の部位はモモならジューシーに、
 ムネならあっさりとした仕上がりになるのでお好みで選んでください。
◎味の決め手はお味噌!お好みのお味噌を使ってみてくださいね。
◎ひじきやみじん切りにした黒きくらげ、舞茸などを足すのもおすすめです。
◎お好みでおろしぽんずやケチャップなどをかけるとおいしく頂けます。

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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