「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・
「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」です!

画像: 1月3日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

1月の薬膳のおはなしと食材について

冬至が過ぎ、1年のうちで最も寒さが次第に厳しくなってくる時期です。
今年は1月6日に「小寒」を迎え、2月4日の「立春」の頃までの期間を
「寒中」または「寒の内(うち)」と言います。

太陽の光から得られるエネルギーが不足しがちになり、
寒さからますます腎に負担がかかりやすくなります。
腎については、12月の薬膳のおはなしでもご紹介しましたが、
生命の源であるエネルギーを貯めてある場所で、
成長や老化にとても関りの深い臓器のことです。

冬はその「腎」が弱る季節、
おそろしいことに「老化が進む季節」とも言われています。
また年末年始の暴飲暴食から、胃腸も疲れがちなこの時期の養生のキーワードは
「少食」を心がけることです。

胃腸が弱ることで、とにかく疲れやすくなり、寝ても疲れがとれなかったり、
気分が落ち込みやすくなったりと、メンタル面への不調へとつながることも多いです。

そんな時に積極的に摂り入れたい食材は、タラです。
魚へんに「雪」と書くタラはその名の通り
「身が雪のように白く、雪の降る季節によく獲れるから」とも言われ、
まさに旬の食材です。

そしてその効能もすばらしく、エネルギーを補って疲労を回復させ、
血を増やし、お酒を解毒します。
お正月にお酒を飲みすぎた、という人にもぴったりの食材ですね。
鍋料理にも欠かせないタラ、ぜひ日々の食卓にとり入れてみてくださいね。

今回ご紹介するレシピでは、米を原料とするライスペーパーを使い、
チーズや大葉の香りを合わせたお料理にしてみました。
実はチーズにも多彩な効能があって、タンパク質やビタミンA、
カルシウムの含有量は牛乳よりはるかに多く、
なにより消化吸収が早いのが特徴です。
呼吸器を潤し、便秘を改善し、肌の調子を整え
二日酔いの予防にも良いと言われています。

そして味のポイントともなる香りのよい大葉ですが、
実は漢方にも使われているくらい優れた効能がある食材です。
殺菌や解毒、防腐のはたらきを持っていて、
お刺身のつまに添えられていたりするのはそのためです。

体を温めながら解熱し、
痰や咳など風邪の症状を緩和させるはたらきもあるので、
この時期いつも冷蔵庫に常備しておきたいものです。

また特に特徴があるのがそのさわやかな香りですが、
これはお料理のメリハリをつけてくれるだけでなく、
気を巡らせるはたらき、リラックスさせたり
メンタルを安定させるはたらきがあるので、こちらも外せないポイントです。

「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」の作り方

「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」【材料; 8本分】
生タラ…2切れ(約200g) 塩・こしょう…適量 スライスチーズ…4枚
ライスペーパー…8枚
大葉…8枚
ごま油…大さじ2

【作り方】
① タラはひと口大に切り分けて軽く塩・こしょうをする。
スライスチーズは半分に切り、タラに巻き付ける。

画像1: 「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」の作り方

② ライスペーパーはサッと水をくぐらせ、
中心よりやや下に大葉を1枚広げて置き、①のタラをのせ手早く包む。

画像2: 「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」の作り方

③ フライパンにごま油を入れて中火で熱し、②の巻き終わりを下にして入れ、
片面がカリッと固まってきたら裏返し、両面にきれいな焼き色がつけば取り出す。

画像3: 「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」の作り方

【ポイント!】
◎ライスペーパーは水にくぐらせたあと、
 時間が経つとどんどん柔らかくなってくっつきやすくなるので、
 なるべく 手早く巻き込みましょう。
 巻き終わったものはくっつかないように置いておきます。
◎途中、チーズが中からあふれてきても大丈夫。
 ヘラなどを使ってチーズを寄せながら焼けばOKです。
 チーズがカリカリになり、香ばしさも増しておいしいですよ。
◎お好みで、ぽん酢やスイートチリソースをつけていただくのもオススメです。

画像4: 「ライスペーパーでタラとチーズの大葉包み」の作り方

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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