画像: 第29番「青葉山 松尾寺」をご紹介しました

創建は708年。縁起によると、唐の威光上人が青葉山の二つの峰を見て故郷にかたちの似た「馬耳山」という霊山があったことを思い出し登山したのだそう。大きな松の木の下に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが始まりと伝わっています。その後、元明天皇が藤原武智麻呂に命じて本堂を建立し、松尾寺と名付けられました。

平安時代に一条天皇の命により「馬頭観世音菩薩」が造立され、威光上人ゆかりのご本尊を胎内に納めたと伝わっています。西国唯一の馬頭観世音菩薩で秘仏。ご開帳は不定期です。古くから交通安全や漁業、農耕・畜産を守る仏様として信仰されているほか、競馬ファンからの信仰も篤いそう。

享保15(1730)年に再建され本堂は、解体修理の工事が進められています(令和8年末終了予定)。工事中は、仮本堂ということで、ご本尊は「大師堂」に移されています(※御朱印は「本坊」で授与されています)。工事完了の翌年、令和9年には秘仏ご本尊の御開帳を予定だそうですよ!

「宝物殿」は、毎年春と秋の年2回、およそ2カ月ずつ公開されています。現在ちょうど、令和6年の春季展覧が5月20日(月)まで開催中。1グループ15名までの事前予約制となります。詳しくは、お電話にて松尾寺までお問合せください。

毎年5月7日・8日は、「卯月八日の松尾参り」として、昔から親しまれています。5月8日(水)には、12時からの法要のなかで、重要無形民俗文化財に指定されている「仏舞」の奉納が行われる予定です。

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