７世紀後半、百済から渡ってきた葛井氏の氏寺として開かれたと伝わっています。725年（神亀2年）に、聖武天皇の勅願により伽藍が整備され、春日稽文會・稽主勲という親子が本尊・十一面千手千眼観世音菩薩を造立、行基により開眼されたと伝わっています。
ご本尊は、国宝の「十一面千手千眼観世音菩薩」。聖武天皇が、ご自身の42歳の厄除け祈願のために奉安された観音様で、合掌している正面の手を合わせて”1,041本”。掌にはそれぞれ眼が描かれており、実際に千の手、千の目をもつ観音様として有名です。秘仏で、毎月１８日の観音様のご縁日と、８月９日の千日まいりの日にご開帳されます（拝観料５００円必要）。
春の行事として、仏像彫刻の講座が行われています。
完成したほとけ様には、僧侶と参加された皆さんで『お経』をお供えするとのこと。
５月１５日（水）①９時〜１２時 阿弥陀如来 ②１３時〜１６時 白衣観音
６月２９日（土）①９時〜１２時 阿弥陀如来 ②１３時〜１６時 地蔵菩薩
講習材料費：（阿弥陀如来）１００００円／（観音・地蔵菩薩）９０００円
※電話かメールで予約が必要です。満席の場合はご容赦ください。
十一面千手千眼観世音菩薩のご真言 ： おんばざら たらま きりく
