画像: 第22番「補陀洛山 総持寺」をご紹介しました!

中納言であった藤原山蔭により890年に創建されたと伝わる「総持寺」さん。縁起絵巻に描かれている「亀の恩返し」の話は、「今昔物語」や「源平盛衰記」などにも紹介されています。

ご本尊の「千手観世音菩薩」は、山蔭を救った縁起から子育てや厄除けの観音様として信仰を集めています。また、1571年の織田信長の兵火により本堂をはじめ、ほとんどが焼失した際にも、ご本尊は炭化しながらも焼け残ったことから「火伏観音」としても信仰を集めるようになったそう。
毎年4月15日~21日にご開帳されており、ご開帳の時期に合わせて、西国三十三所のお砂踏み法要も行われています。開山の藤原山蔭は、仏師がご本尊を造る千日のあいだ、毎日違う料理を作り、「中納言の千日料理」と讃えられました。また、宮中料理の作法を整えたことから「包丁道の祖」と言われており、全国の料理人から信仰を集めています。境内にある「包丁塚」にはプロの料理人や主婦の方が、感謝を込めて包丁を奉納されています。
また、毎年4月18日には、山蔭卿を祀る「開山堂」にて、「山蔭流庖丁式」が室町時代から伝わる古式にのっとって行われます。「庖丁道山蔭流」を継承する料理人が平安時代の装束に身を包み、魚に一切手を触れることなくさばく様子は圧巻です。

千手観世音菩薩のご真言:おん ばざら たらま きりく

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