「トレンドラボ」のコーナー、水曜日のテーマは「ヘルスケア」です。
第1週 水曜日のテーマは「薬膳」。
薬膳料理家の大原レミさんに、おうちでできる”薬膳レシピ”を紹介していただきます。
今回のレシピは・・・「豆乳と長芋の茶碗蒸し」

画像: 9月4日(水)「トレンドラボ」…大原レミさんの薬膳レシピ‼

【9月の薬膳のおはなしと食材について】

中医学では、秋の前半を「温燥(おんそう)」、
後半を「涼燥(りょうそう)」と呼び、 前半と後半では気温の差が大きく変化します。

今の時期はまだまだ暑さが残りつつ、少しずつ秋の乾燥が加わってくる「温燥」の時季。
潤いを守るとともに、体にこもる熱をうまく外へ出すことが大切になります。
夏と比べると、秋は汗をかきにくいため、のどの渇きを感じにくくなってしまい、
水分の摂取を怠りがち。
食事では、スープなどの汁物や蒸気をたっぷりと含んだ蒸し料理などを
積極的にとるように心がけましょう。

今、摂ってほしい食材は、温度差に対応できる身体をつくるためのエネルギー補給となる
【米、豆類、イモ類、きのこ類、鶏肉、鮭】、
身体の潤いを補う【豆腐、豆乳、牛乳、卵、はちみつ、梨、桃、りんご、白ごま、豚肉】など。

また秋に負担がかかりやすい臓器である「肺」のはたらきを助けてくれるのは
長芋、ゆり根、 アーモンド、チーズ、メープルシロップ、白きくらげといった白い食材です。

今回はエネルギー補給となる【きのこ類】、身体の潤いを補う【豆乳】、
肺の働きを助けてくれる【長芋】【ゆり根】を使った茶碗蒸しのレシピを紹介します。

「豆乳と長芋の茶碗蒸し」の作り方♪

「豆乳と長芋の茶碗蒸し」 【材料】(4人分)
えのき…1/2束
ゆり根(あれば)…適量
鶏肉…100g
酒…小さじ2
長芋…300g
塩…ひとつまみ
豆乳…250ml
薄口しょうゆ…小さじ2
みりん…小さじ2

① えのきは細かく刻み、ゆり根はほぐして洗っておく。
 鶏肉は細かく切って酒を振る。長芋はすりおろし、塩を加えて混ぜ合わせる。
② ボウルにすりおろした長芋・豆乳・薄口しょうゆ・みりんを入れて混ぜ合わせる。
③ 器に鶏肉・えのき・ゆり根を入れ、②の液を流し入れる。アルミホイルなどで蓋をする。
④ 蒸気の立った蒸し器に③を並べ、強火で約15分蒸し、火を止めてそのまま約10分蒸らす。

【POINT!】
◎すりおろした長芋に塩を入れることで、旨味と粘り気がUPします!
◎出汁のかわりに豆乳を加えることでコクが出て、卵を使用しないので「す」が入りにくく
 火加減の調整も簡単です
◎できあがりに銀あんなどを表面にかけておろし生姜やみつばを添えれば、
 おもてなし感がアップするのでアレンジにおすすめです。
◎お好みでほかの具材を足してもOKです。
◎個々の器に盛り付けて蒸しても良いし、大きめの鉢でいっきに蒸し上げる場合は
 蒸し時間をやや長めにしてくださいね。

薬膳料理家 大原レミさんについて…

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