毎週月曜日にお届けする「オオサカマンスリージャーニー」。

大阪府内の市町村をひとつ取り上げ、1ヶ月にわたって深掘り。ゲストを招いて、DJの”おまり”こと三浦茉莉がインタビューします。ユニークなイベントやその町特有の取り組み、特産品など、町の魅力を幅広く発信するコーナーです。

今月ご紹介するのは…河内長野市!

河内長野市は大阪府の南東端に位置し、奈良県と和歌山県と接しており、北を頂点とした三角形の市域を形づくっています。

大阪都心から電車で約30分。南海・近鉄と2路線が通り、便利なアクセスでありながら、雄大な自然・美しい水や空気に恵まれた「都会と自然のちょうどいいバランス」が自慢です!

河内長野市の第1回目は「つながる河内長野EXPOプロジェクト」をご紹介します。

画像1: 2024年12月2日(月)マンスリージャーニー@河内長野①

おまり:今日は「つながる河内長野EXPOプロジェクト」について、EXPO酒場 河内長野店の池垣さんと河内長野駅前再生会議の阿部さんにお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

池垣さん&阿部さん:よろしくお願いいたします。

おまり:まず阿部さん、「つながる河内長野EXPOプロジェクト」について教えてください。

阿部さん:私たち河内長野駅前再生会議とEXPO酒場河内長野店さんは、TEAM EXPOの共創チャレンジに賛同し、自分たちの活動を通して、万博のテーマの実現やSDGsの達成に貢献するために取り組んでいます。

河内長野市では、このような万博の趣旨に賛同する団体と行政が一緒になって「つながる河内長野」と題して、市民などさまざまな主体によるコミュニティづくりをしています。

このコミュニティをもとに、万博に出展する舞台作品を作ったり、演者やスタッフとして一緒に万博に参加したり、万博の後も河内長野市内に残したいアート作品を作ったり…と万博をきっかけに河内長野市全体がひとつになって進んでいくために、この「つながる河内長野EXPOプロジェクト」をスタートさせました。

おまり:なるほど。

阿部さん:みんなでいっしょに、万博会場で河内長野市をPRしたり、河内長野市内でイベントを開催して、まちを盛り上げたいと思っています。

おまり:河内長野のコミュニティづくりのきっかけが「万博」になっているんですね。

今、まちを盛り上げるために、市内各所でさまざまな市民参加型イベントが行われているんですよね?

池垣さん:そうなんです。これから来年の1月頃まで「温故知新~河内長野の昔を知り、今を考えて、未来をつくる~」をテーマに、さまざまな参加型イベント「つながるアクション」を開催します。イベントを開催しながら、さきほど阿部さんがお話しした「つながる河内長野EXPOプロジェクト」のメンバーを募集し、これから万博に向けて一緒に活動してくれる人たちを増やしていきたいと思っているんですね。

それは“場をつなぐ”、“時をつなぐ”、“音をつなぐ”、という3つの切り口から、河内長野の「これまで」と「今」、そして「これから」を、みんなで話し合ったり、考えたりしながら、世界に向けて発信したい河内長野市の魅力だったり、これからも大切に残していきたい河内長野市の良いところをみんなで再発見して、それらをもとに万博でPRしようと、そういう企画を進めております。

おまり:なるほど。“場をつなぐ”、“時をつなぐ”、“音をつなぐ”。音っていうのは?

池垣さん:これは河内長野の“音”なんです。自然が豊かな町なんですけど、滝畑ダムの滝の音だったりとか、山々の森の音だったりとか、いっぱいいろんな技術を使って録音したものもあるし、それを演奏する作曲家や音楽家もいるんですよね。サキタハジメさんっていうんですけど、アートな街を表現できたらなということですね。

おまり:そしてメンバーも募集するとのことで参加してくれる人が多いといろんなアイデアが生まれますしね、たくさんの方が参加してくれるといいですね。それでは、今後、開催予定のイベントを紹介していただけますか?

池垣さん:河内長野駅前再生会議の阿部と私がいろいろ企画するんですが、その前に三浦さんは河内長野市に来られたことありますか?

おまり:まだないんです。行ってみたいです。

池垣さん:河内長野駅は難波駅から30分、特急も止まる河内長野市内最大の駅なのですが、駅のまわりはシャッターが閉まっているところもありながら、すごくおもしろいお店もあって、人口はこれからどんどん増えていったらいいなと思うなかで、私たちはいろんな仕掛けをしています。これからの河内長野を担う世代のために、阿部さん、どんな企画をしているか、お話していただいていいですか?

阿部さん:はい、今回の万博のテーマ「未来社会のデザイン」にも沿いつつ、河内長野駅前を想う大学生に焦点を当てて未来の姿を考えるってことをしたいなと思っています。

なので、そんな未来に向けて「プロトタイピング」をつくるワークショップをおこなうことになりました。

おまり:プロトタイピングって何でしたっけ?

阿部さん:試作する、みたいなことですね。大学生が考えて、試作モデルをつくってみて、これが実際、河内長野の人、及び来てくれる人にちゃんとささるのかっていうところを試していくものです。

おまり:すごい。大学生ってところがいいですね。

阿部さん:はい、そこがミソで、商店街になかなか若い人が来てくれないなかで、主体的に自分たちがいいなと思うことをきっかけにしながら地域を盛り上げるってことを大学生の力を借りたらできるんじゃないか、というふうに思っています。

おまり:いろんな要因があってシャッター街になったときがあっても、もう一回これから元気にしていこうというとき、若者の力が必要ですよね。いろんなアイデアが生まれるでしょうし、楽しみですね。このワークショップはどのようなスケジュールで行うんですか?

阿部さん:4回構成で、「さぐる」「はなす」「つくる」「ためす」といったプログラムでやっていけたらなと思っています。次回が12月7日になるんですけれども「はなす」と題して、未来を想う大学生とのセッションデーにしようと思っています。

おまり:これは私たちが見にいくことはできるんですか?

阿部さん:もちろん参加できます。

おまり:大学生がどんな未来を描いているのか、聞いてみたいですよね。

阿部さん:そうですね。聞いてみてほしいですし、そこにたいして他の人のいろんな声を掛け合わせて、生の声で話せたらと思っています。

おまり:場所はどちらですか?

阿部さん:河内長野の商店街の中と…

池垣さん:かわちラボ、2つで開催されます。

おまり:オンラインでも参加可能なんですか?

阿部さん:オンラインでも今、企画している途中です。

おまり:じゃあいろんな人に参加してもらえるといいですね。こちらは「大学生」大募集中で興味のある方は参加してみてください。では、ほかにはどのようなイベントがありますでしょうか?

池垣さん:私たちがEXPO酒場としての行政の主催でやるのは『中世は未来だ』というトークセッションがあります。

日本の中世とは、平安から鎌倉室町時代を指します。河内長野市は、この中世の時代が発祥と言われており、河内長野市が文化遺産として大切にしているのが金剛寺や観心寺。こちらの歴史は古くからテーマに取り上げているんですけど、今回は中世の時代の市民の暮らしにフォーカスを当てようと。男女の働き方や、子育て、結婚制度など、非常におもしろいテーマがあるんですね。たとえば子育てでいうと、独立心を育てる育て方だったりとか、結婚制度も男女わりといろんな主張をしていたといわれているんですね。福祉制度がなかった頃、人々がどういうふうに平和に暮らしていたのか、そこにはどんな思いやりがあるのか、どんなやりがいをもって仕事していたのかなど、そういったことを私が専門家に質問して、そこに参加してもらっている方が、自分が中世にタイムスリップしたら何をするだろうってことをディスカッションしながら話し合う時間を取ろうと思っています。

おまり:「中世の暮らし」か…興味深い。気になりますね!

池垣さん:それがもしかしたら未来社会のヒントになるかもしれないねと。まさに2025年の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のヒントにつながったらいいなと思っています。

おまり:こちらも気になった方は事前にご予約をお願いします。そのほかにもありますか?

阿部さん:来年1月18日には、「さぐる」「はなす」のフェーズでディスカッションしたアイデアを実装する、“つくってみる” というフェーズでやっていきます。これが『河内長野駅前商店街プレ・クリエイション・デイ!』といったものになっています。

先ほど話したワークショップの「プロトタイピング」を作り上げるところまでをやっていきないなと。実は河内長野駅前再生会議では、鉄道会社や商業施設など、河内長野市とともにいろんな事業者で構成されていて、いろいろな角度から駅前まちづくりへアプローチしています。

私、阿部は乃村工藝社で空間デザインの仕事をしているんですが、そこでの知見を活かしていきながらプロジェクトの企画段階から完成まですべてのプロセスで関わり、しっかりゴールを見据えて完成させていきたいなと思っています。

おまり:空間デザインのプロだから、大学生のみなさんも形になっていくのを見るのが楽しいんじゃないでしょうか。

阿部さん:そうなんです。作れるんだよって。参加したら自分たちも作れるんだよってところがわかってもらえたら。

おまり:これ、絶対にいい経験になりますよね。この1回だけ参加するのではなく、これから先も継続してまちづくりをしていきたいですね。

阿部さん:完成が終わりじゃなくって、そのあともしっかり街に根付く、愛されるものを作っていきたいなと思っています。

よく「よそもの」「若者」みたいなものが街に変化をもたらすってこともあると思うんですけど、そんな立場だからこそ、駅前商店街をアップデートしていく、商店街を未来の故郷にしていくことができればと。

おまり:故郷は自分たちで作っていくんだと。新しい考え方でワクワクしますね。

阿部さん:そう言っていただけたら。ワクワクした人達でつくっていけたら。

おまり:そのほかにも年明けには「行くで、万博!チーム河内長野 新年キックオフパーティー」や「つながる河内長野EXPO」などが予定されているとのことです。盛りだくさんですね。

池垣さん:キックオフパーティーは1月18日、「つながる河内長野EXPO」は2月16日です。

おまり:年末から年始にかけて大忙しですね。詳しくは特設サイトをご覧いただきたいと思います。そろそろお時間となりました。最後にリスナーの皆さんへ一言お願いします。

池垣さん:来年の大阪、関西万博に向け、各地でいろんな動きが進められています。私が今やっています「EXPO酒場」っていうのは、実は大阪以外にも青森から沖縄、長崎などたくさんの地域で、大阪万博に向けていろんな各地の動きがあるなかで、まちごと万博と言う共通のキャッチワードを元に、みんな波に乗っていこうよといった感じでやっていこうと、河内長野も負けじとintenseですよね、熱烈な河内長野で盛り上げていこうと思ってますので。

おまり:intenseな、万博に向けての日々にしてほしいと思いますし応援しています。

池垣さん:ありがとうございます。

阿部さま:“intense!”さ、どんどん上がっていくか、継続的にウォッチしていただければうれしいです。

おまり:“intense!”さ、どんどん上がってってください。今日は「つながる河内長野EXPOプロジェクト」について、EXPO酒場 河内長野店の池垣さんと河内長野駅前再生会議の阿部さんにお話を伺いました。ありがとうございました。

池垣さん&阿部さん:ありがとうございました。

▼つながる河内長野EXPOプロジェクト

https://kawachinagano-city.liqlid.jp/l-expo

画像2: 2024年12月2日(月)マンスリージャーニー@河内長野①

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