画像: 第19番「霊麀山 行願寺」をご紹介しました

平安時代中期の西暦1004年に、行円上人が一条小川の「一条北辺堂」を復興し、「行願寺」と名づけたのがお寺のはじまりとされています。その後、何度も火災や兵火に遭った行願寺は、場所を転々としていましたが、江戸時代中期の1708年に、現在の場所に移転されました。

もともと狩猟を生業としていた行円上人は、ある日、小鹿をはらんだ母鹿を射止めてしまいます。それを悔いた上人は、その母鹿の皮を常に身にまとって鹿を憐み、人々から「革聖(かわひじり)」と呼ばれていたことから、「革堂(こうどう)」と呼ばれるようになりました。山号である「霊麀山(れいゆうざん)」の“麀”という字には、“メスの鹿”という意味があります。

ご本尊は高さおよそ2.5メートルの「千手観世音菩薩立像」で、秘仏。毎年1月17日・18日の2日間だけ、ご開帳されます。行円上人が夢のお告げにより上賀茂神社のご神木を得て、3年かけて刻んだものと伝わっており、それが一条天皇の耳に入って、上人のためにお堂の建立を認めたと伝わっています。現在の本堂は1815年に再建されたもので、外陣の格天井には花鳥の彫刻が施されています。お参りの際は、ぜひご覧になってください。

千手観世音菩薩のご真言:「おん ばさら だるま きりく そわか」

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