第12番札所「岩間山 正法寺(岩間寺)」をご紹介しました
滋賀県大津市と京都府宇治市の境にある標高443メートルの“岩間山”山頂付近にあり、「岩間寺」の名前で親しまれています。創建は、養老6年(722年)。泰澄大師が、元正天皇の病気を法力で治した褒美として建立された勅願寺です。
泰澄大師が岩間寺を訪れた際、桂の大樹から千手陀羅尼を感得され、その桂の木で等身の千手観音像を刻みました。その胎内に、元正天皇の念持仏だった15センチほどの小さな千手観音像を納めて、ご本尊されたそうです。
毎晩お厨子を抜け出し、136の地獄を駆け巡って苦しむ人々を救済し、朝になってお厨子へ戻られる頃には汗をびっしょりかかれているので、「汗かき観音さん」と呼ばれています。
...