第15番「新那智山 今熊野観音寺」をご紹介しました
平安時代初期、天長年間(824~834年)に嵯峨天皇の勅願により、弘法大師(空海)が開いたと伝わる「今熊野観音寺」さん。東山の山中に光明がさし瑞雲(めでたいことの前兆として現れる雲)が棚引いているのを見た弘法大師が、不思議に思ってその方向へと進んでいくと、白髪の翁と出会ったそうです。その翁は熊野権現で、「ここに一宇を構えて観世音を祀り、来世の衆生を利益し救済されよ」と、一寸八分の十一面観音像と宝印を託して姿を消されたそうです。弘法大師は、熊野権現のお告げどおり一堂を建て、自ら十一面観音像を刻み、託された小さな観音像を胎内仏として納め 奉安されたのがはじまりと伝わっています。
平安末期の1...