第11番札所「上醍醐・准胝堂」をご紹介しました。
今週は京都市伏見区にある醍醐寺の「上醍醐・准胝堂」をご紹介しました。
世界遺産にも登録されている醍醐寺は、古くから霊山とされる醍醐山全体が
お寺の敷地になっていて、山上を上醍醐、麓を下醍醐といいます。
平安時代の874年、弘法大師の孫弟子にあたる「理源大師・聖宝」が修行中に
山上で霊泉「醍醐水」を発見し、准胝観音と如意輪観音を祀ったことがはじまりと
伝えられています。札所ご本尊は、西国唯一の秘仏・准胝観世音菩薩です。
西国の札所になっているのは、上醍醐にあった「准胝堂」なのですが、2008年に
雷が落ちたことで焼失してしまいました。毎年5月18日を中心とした1週間、
下醍醐観音堂にてご開...