第26番札所「法華山 一乗寺」をご紹介しました
兵庫県加西市にある「一乗寺」は、650年に天竺(インド)から紫の雲に乗ってやってきた法道仙人により創建されたと伝わっています。ご本尊は、「聖観世音菩薩像」で秘仏となっており、開帳は不定期。白鳳時代のもので、こちらも国の重要文化財に指定されています。
開祖である法道仙人は、鉄の鉢を自由自在に飛ばしてお米などの布施を受ける「飛鉢の術」という能力があり、貧しい庶民を救っていたので「空鉢仙人」と呼ばれていました。
病にかかっていた孝徳天皇が噂を聞きつけ、宮中に仙人を呼んで、法力で病を治してもらったそうで、650年に孝徳天皇が法華山に金堂を建て、「一乗寺」の寺号を与えたと伝わっています。
その後、...