画像: 第5番札所「紫雲山 葛井寺」をご紹介しました

今週のテーマは「珍しい観音様(パート2)」ということで、第5番札所「紫雲山 葛井寺」を
ご紹介しました! 実際に手が千本以上ある国宝の十一面千手千眼観世音菩薩です。

葛井寺は、7世紀後半に、百済から渡来した葛井氏の氏寺として開かれたのがはじまり。
その後、聖武天皇の勅願により大伽藍が整備され、725年に行基上人がご本尊の開眼法要を
務めたといわれています。
平安時代後期に一時衰退し、それを嘆いた藤井安基が伽藍の大修理を行いました。このときから、
藤井氏の姓をとって“藤井寺”とも呼ばれるようになり、一帯の地名になったそうです。

ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩で、合掌の2本、宝鉢や宝輪、数珠などをもつ40本の手に
加えて、小さな手が1,000本ほどあり、合計1,041本の手を持っていて、国宝に指定されています。
天平時代に造られたもので、現存する千手観音のなかでは日本最古の仏像といわれています。
秘仏ですが、毎月18日にご開帳され、ご本尊を間近に見ることができますよ。

また、西国三十三所草創1300年記念の特別拝観として、「阿弥陀二十五菩薩堂」が公開されます。5/6でいったん終了しましたが、5/29~31にもチャンスはありますので、チェックしてくださいね。
朝9時から夕方4時までで、拝観料300円が必要です。

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