今回のテーマは「おみくじ」。
有名なおみくじがある第17番札所の「六波羅蜜寺」を紹介しました。

天暦5(951)年創建。開基は「市の聖(いちのひじり)」と呼ばれた空也上人。
京都市内で流行った疫病を退散させるため、自ら彫った十一面観世音菩薩を台車にのせて町へ繰り出し庶民救済に奔走したと言われています。

ご本尊である十一面観世音菩薩は12年に一度のご開帳。
円盤を3回まわしながら願い事を1つ唱える一願石、
ざるにお金を入れて3回水をかけて洗ってからお賽銭箱に入れると金運がアップすると言われている銭洗い弁財天、
自分の体の不調部分を撫でるといいといわれる、なで牛などに出合えます。

さらに「六波羅蜜寺」には四柱推命をもとにした「開運推命おみくじ」があります。
本堂受付に生年月日と性別を書く用紙があるので記入して渡します。
2月4日から翌年2月3日までの1年間の運勢をみるもので、手元に置いておいて、迷ったとき悩んだときに読み返すといいそう。
また88歳以上と13歳未満はおみくじの結果が用意されていないというのもおもしろいですね。

また「六波羅蜜寺」の宝物館には、念仏を唱える口から6体の阿弥陀が現れるという伝承に基づいてつくられた空也像があります。
宝物館は平安から鎌倉時代にかけて作られた彫刻の宝庫で、他に仏師の運慶、その子・湛慶の坐像、平清盛坐像など重要文化財に指定されている彫刻を14体展示しています。

ゴールデンウィーク明けまで、春の特別拝観として空也上人の肖像画を公開中。
空也上人の像と肖像画の姿を見比べてみてください。

拝観時間は朝8時から夕方5時まで。
宝物館は朝8時30分から夕方5時まで、受付終了は夕方4時30分です。
境内の拝観料は無料ですが、
宝物館は大人600円、中学生から大学生は500円、小学生400円です。
電車でのアクセスはJR京都駅から市バス100系統や206系統などで
「清水道(きよみずみち)」下車、徒歩およそ7分
または京阪清水五条駅から徒歩およそ7分、
駐車場はありませんので、交通公共機関でお参りください。

おすすめの立ち寄りスポットとして森さんが紹介してくれたのは、
「六波羅蜜寺」から徒歩すぐの場所にある「みなとや幽霊飴本舗」。
創業約500年にもなる、飴の専門店で、幽霊がわが子に与えるために飴を買いに来ていたという伝説に由来する「幽霊子育飴」があります。
麦芽糖とザラメによる優しい味わいだそうですよ。

まだ間に合う春の特別拝観について、簡単に紹介します。
奈良県高取町にある第6番札所「壷阪寺」は6月30日まで
ご本尊「十一面観世音菩薩像」に触れることができます。

京都市内にある第20番札所「善峯寺」は4月・5月・6月の土曜、日曜、祝日、
江戸時代の五代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院ゆかりの品々をはじめ、
開山より伝わる貴重な文化財を特別に公開しています。

京都府舞鶴市にある第29番札所「松尾寺」は5月26日まで
宝物殿で寺宝を特別に公開しています。

最後に清水寺のイベントを紹介しました。
旧暦のお釈迦様の誕生日にあたる5月12日に森清顕さんとプラントハンター西畠清順さんがスペシャルなイベントを催します。

この日は本堂に夜間照明をつけず、真っ暗闇のなか読経を聞きます。
普段は非公開の経堂では西畠清順さんによる「花釈迦」を見ながらお釈迦様の誕生を奉祝。
森さんと西畠さんの特別対談も!
ご予約はこちらから。
https://activityjapan.com/publish/plan/26586

This article is a sponsored article by
''.