画像: ※写真は観音堂

※写真は観音堂

今週は京都市伏見区にある醍醐寺の「上醍醐・准胝堂」をご紹介しました。
世界遺産にも登録されている醍醐寺は、古くから霊山とされる醍醐山全体が
お寺の敷地になっていて、山上を上醍醐、麓を下醍醐といいます。

平安時代の874年、弘法大師の孫弟子にあたる「理源大師・聖宝」が修行中に
山上で霊泉「醍醐水」を発見し、准胝観音と如意輪観音を祀ったことがはじまりと
伝えられています。札所ご本尊は、西国唯一の秘仏・准胝観世音菩薩です。
西国の札所になっているのは、上醍醐にあった「准胝堂」なのですが、2008年に
雷が落ちたことで焼失してしまいました。毎年5月18日を中心とした1週間、
下醍醐観音堂にてご開帳。納経の受付も、下醍醐の観音堂にて行われています。

下醍醐には、国宝に指定されている「金堂」や「五重塔」をはじめ、見どころは数多。
1115年に創建された三宝院は、歴代座主の住まい。建物の大半が重要文化財に指定され、
寝殿造りの表書院は国宝に指定。庭園は、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。
拝観体制が変更されており、三宝院は庭園のみの拝観に。建物内は、特別拝観として
1日2回、醍醐寺の僧侶が案内してくれます。
所要時間は30分程度、特別拝観料は、大人・中高生ともに500円必要です。

11月3日(火・祝)~30日(月)まで、三宝院の本堂である、弥勒堂および
快慶作の弥勒菩薩像、純浄観、奥宸殿(すべて重要文化財)が公開されます。
※拝観料とは別に、特別拝観料が必要。
法要、行事などで拝観できない場合もありますので、醍醐寺のHPでご確認ください。

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