画像: 春の長谷寺(写真は過去の桜の様子)

春の長谷寺(写真は過去の桜の様子)

今週ご紹介したのは、全国に3000余りの末寺を擁する真言宗豊山派の総本山、 長谷寺さんです。
飛鳥時代の686年、道明上人が天武天皇の病気回復を祈って開創したのがはじまりと伝わっています。727年には西国三十三所巡礼の開祖である徳道上人が十一面観音像を造りました。

平安時代には「初瀬詣」が貴族の間で大流行しており、『源氏物語』や『枕草子』などの王朝文学にも度々登場していたほか、『今昔物語』に出てくる「わらしべ長者」の舞台としても有名ですよね。

ご本尊は、十一面観世音菩薩像です。高さが10メートルを超え、木造仏としては日本最大級。右手に錫杖と念珠を持った「長谷寺式観音」と呼ばれています。現在のご本尊は室町時代に造られ、国の重要文化財に指定されています。

本尊が安置される本堂は、徳川3代将軍家光が1650年に再建したもので、山の断崖絶壁に懸造り(舞台造)されていて、国宝に指定されています。舞台からは境内全体や初瀬の里が見渡せますよ。
6月30日(水)まで、本尊大観音尊像特別拝観が行われており、ふだんは立ち入ることができない本堂に入ることができ、観音様のおみ足に直接触れてお参りできる貴重な機会です。

また、重要文化財である「本坊大講堂」でも特別拝観が実施されています。1495年に罹災した本尊を復興再建するための設計図として作られたと伝わる「本尊御影大画軸」を特別なスキャン装置でデジタル化し、それを元に作成された、等身大(16メートル)のレプリカが公開されています。
また、前回展示して好評だった「長谷寺縁起絵巻」も全巻公開中。
特別拝観の日程は、変更になる場合がありますので、ホームページなどでご確認ください。

桜やボタンの名所としても有名な長谷寺さん。今は桜が満開となっていますよ。
今年は「ぼたんまつり」は中止になっているとのこと。
インスタグラムやフェイスブックなどでも、お花の写真が紹介されています。

十一面観世音菩薩のご真言:おん まかきゃろにきゃ そわか

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