画像: 第25番札所「御嶽山 播州清水寺」をご紹介しました。

兵庫県加東市にある播州清水寺は、標高552mの御岳山の山頂付近にあり、瀬戸内海や淡路島、明石海峡大橋などを見渡すことが出来ます。お寺の歴史は古く、およそ1800年前にインドからやってきた法道仙人が、鎮護国家を祈願したのが始まりとされています。その後、627年に推古天皇の勅願により、お寺の本堂となる根本中堂が建立され、「法道仙人一刀三札の秘仏」と呼ばれる十一面観世音菩薩を本尊に、脇侍に毘沙門天・吉祥天女の聖像を安置。こちらのご本尊は、秘仏で30年に一度、ご開帳されています。

創建当時、山の上は水に不自由だったことから、法道仙人が水神に祈願したところ、たちまち霊水が湧き出たんだそう。このことから「清水寺」と命名されました。根本中堂の裏手に、名前の由来となった霊水「滾浄水」が湧く「おかげの井戸」が今もあり、水面に顔を映すと寿命が3年延びる、と伝わっています。

西国三十三所の札所は、725年に聖武天皇の勅願により、行基菩薩が建立した「大講堂」です。経典の講義を行う道場として栄えましたが、こちらも大正2年の火災で焼失。大正6(1917)年に再建されています。ご本尊は、十一面千手観世音菩薩で、脇時には、地蔵菩薩と毘沙門天が祀られており、常時開帳されていますので、いつでも拝観することができます。

十一面千手観世音菩薩のご真言 :『おん ばさら だるま きり(く) そわか』

This article is a sponsored article by
''.