画像: 第26番札所「法華山 一乗寺」をご紹介しました

兵庫県加西市にある「一乗寺」は、650年に天竺(インド)から紫の雲に乗ってやってきた法道仙人により創建されたと伝わっています。ご本尊は、「聖観世音菩薩像」で秘仏となっており、開帳は不定期。白鳳時代のもので、こちらも国の重要文化財に指定されています。

開祖である法道仙人は、鉄の鉢を自由自在に飛ばしてお米などの布施を受ける「飛鉢の術」という能力があり、貧しい庶民を救っていたので「空鉢仙人」と呼ばれていました。
病にかかっていた孝徳天皇が噂を聞きつけ、宮中に仙人を呼んで、法力で病を治してもらったそうで、650年に孝徳天皇が法華山に金堂を建て、「一乗寺」の寺号を与えたと伝わっています。
その後、988年には花山法皇が行幸し、金堂を「大悲閣」と命名。西国札所となりました。

安末期の1171年に建てられた三重塔は、国宝に指定されています。紅葉の季節は、三重塔と紅葉の調和が見事ですよ。11月5日には、「宝物館」の定例拝観(年2回)が予定されています。

聖観世音菩薩のご真言:おんあろりきゃ そわか

This article is a sponsored article by
''.