画像: 第26番札所「法華山 一乗寺」をご紹介しました

兵庫県加西市にある「法華山 一乗寺」は、インドから紫の雲に乗ってやってきた法道仙人が八葉蓮華の形をした霊山を見つけて降り立ち「法華山」としたのが始まりです。法道仙人には、鉄の鉢を自由自在に飛ばして、お米などの布施を受ける「飛鉢の術」という特殊能力があり、貧しい庶民を救っていましたので「空鉢仙人」と呼ばれていました。

この神通力は都にも知れ渡り、孝徳天皇が病にかかったときには宮中に仙人を呼んで、法力で病を治してもらったそうです。この功績が認められて、650年に孝徳天皇が法華山に金堂を建て、「一乗寺」の寺号を与えたと伝わっています。

ご本尊は「聖観世音菩薩像」で秘仏となっており、ご開帳は不定期。白鳳時代(7世紀後半~8世紀初め)のもので、国の重要文化財に指定されています。本堂は舞台造(懸造)で、1628年に姫路藩主の本多忠政により再建されたもの。国の重要文化財に指定されています。

国内屈指の古い塔である「三重塔」は、平安末期の1171年に建てられたもの。国宝に指定されています。古刹だけに、国宝や重要文化財の多いお寺です。なお、1300年記念特別拝観 「涅槃図公開」は、11月12日(土)~11月20日(日)となりました。 

聖観世音菩薩のご真言

おん あろりきゃ そわか

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